ハンズマン ガラクタ市2023秋

今年のハンズマン秋のガラクタ市ですがコロナ前だと大体10月末に開催されていたのが、今年は中々始まらないのでもう無いのかと思っていたら11月23日(木)から始まりました。
なお11月23日は勤労感謝の日なので一家そろって出かけました。

朝6時40分頃に到着すると駐車スペースはまだ十分にありましたが入場行列は建物の周りを半周近く取り巻いていました。

そして7時にオープン。

で、今回あまり多くは買っていないのですが、下の写真が買ったものです。

今回お買い得だったのは左上のごついハンマーが298円、タップホルダー、ダイスホルダーはそれぞれ98円。9mmのスパナ/ソケットレンチも98円(9mmって出番少ないですが)。写真の物合計で1576円。

そしていつも通り後日再び訪れると・・・

ダイスが1個298円×5サイズで合計1490円。
まあタップに比べてダイスの出番は少ないですけどモーションフライトシミュレータの時みたいに普通に買うと1個1500円くらいするので買っておきます。

今回の開催中にもう一回ぐらい行きたいと思います。

CBF125T タコメーター故障&作成 ~その2 ステッピングモーター化~

先日液晶表示のタコメーターを作りましたが、液晶ディスプレイが小さいのと昼間はコントラストが低くて見づらかったのでステッピングモーターに置き換えて針を振らせてみました。

まず前回のタコメーターは下の状態。

反射光でもバックライトでも見えるというディスプレイですが、はやりちょっと見づらいのです。

今回のステッピングモーターについて

ステッピングモーターはAmazonで2個¥1940円で購入。
X27-168という型番で、CNCや3Dプリンタで使う様なヤツではなく、下の写真の様にメーター用の軽量のものです。

後ろ

このモーターはこちらのブログで紹介されていました
またデーターシートはここで発見しました

元々付いていた(壊れた)タコメーターと比べるとこんな感じ。電子回路が別に必要だとしてもかなり小さくて済みそうです。

ところでこのステッピングモーター、2相のバイポーラ動作ですがコイルの駆動が5V/20mAで済むのですね。
という事はAtmega328PのArduinoで直接駆動できます。改めてAtmega328Pの絶対最大定格を見たらI/Oピン電流は40mAと書かれています(20mAだと思ってたのでギリのつもりでしたが、実は結構余裕だったのね)。

また通常動作(マイクロステップ等にしない場合)では、1ステップで1/3度回るのでタコメーターの分解能としては十分です。

回路

回路的には先日作った液晶方式からディスプレイを取り外し、ステッピングモーターの配線4本をつないだだけ。
あ、あとパルスを割込みでカウントするため、入力ピンをD5→D2に変更しています(Atmega328PのArduinoで割込みを使うにはD2かD3に入れる必要があるので)。

取り付け

パネルへは新たな穴を開けて直接モーターを取り付けました。
不要になった穴は夜間に光が漏れそうなので裏からプラパテで埋めたのち、表から黒塗りしています。


取り付けにちょうど良いサイズのタッピングビスが手持ちになかったので、モーターの取り付け穴(元々Φ1.85)にタップを立ててM2ネジで取り付けました。

指針は元々付いていたものを使うのですが、軸の太さが元のメーターだと0.8mmに対し、今回のモーターは1mmと太くなります。
そこで指針の軸穴を0.95mmのドリルで拡大したら丁度良くなりました。
因みに0.95mmのドリルは写真のセットに含まれています(Tinyドローンの軸拡大にも時々0.95mmを使うので単品で買っておきたいのですが売っているのを見かけません。通販で買っとけばよいのですが)。

そして一通り接続したところ。。。

プログラム

前回はゲートタイム200mSでパルスをカウントしていましたが、低回転での分解能を改善するため1パルス毎に割込みをかけてArduinoのmicros()時刻からパルス間隔を測定しています。
モーターコイル2本のそれぞれ両端に加える電圧は以下の配列を用意しておき順次切替えています。

// 各ステップの端子状態
int coil1a[]={1,1,0,0,0,0};
int coil1b[]={0,0,0,1,1,0};
int coil2a[]={1,0,0,0,0,1};
int coil2b[]={0,0,1,1,0,0};

動作させてみる・・・

アイドリング時の振れが大きいです。
またキーをOFFした時に0rpmに戻らずその場で止まってしまうのがカッコ悪いですね。

対策

まず振れが大きい問題についてはソフト的にローパスフィルターの処理を強目にしました。

次にキーOFF時の動作ですが、OFFの瞬間に電源が切れてしまうと0に戻せないので、戻すまでの時間分の電力を貯めておく必要があります。なら電解コンデンサでしょうね。
ざっくり計算で10000μF程度をつけたいところですが手持ちにないし大きすぎるので試しに4700μFを、ArduinoNANOのレギュレータに供給している12VとGND間に付けてみました。
・・が、キーOFF時に0rpmには戻りませんね。
でもこれは想定内。単に12VとGND間にコンデンサを繋いだだけではコンデンサに貯めた電荷は車体側にも流れてしまうのであっという間に放電し、タコメーター側に供給する電力は僅かになってしまいます。
これを防ぐため、バイクから供給する12Vとタコメーターの間をダイオードで分離してみます。また電源ON時にガバッと流れるのがイヤなので抵抗とダイオードをパラにつないで下図の様に接続しました。

これでコンデンサの容量を替えて試したところ2200μFでOKですが1000μFだとダメ。よって少し余裕を持たせて3300μFを取り付けました(4700μFの方が安心ですが50V品で大きくてケースに入らないのです)。

実際の配線は下の様なのを作ってギボシ端子接続に割り込ませています。

コンデンサはテープで貼り付けました。この位置ならケース内に納まります。

もう一度動作確認・・・

指針の揺れがかなり納まり、キーOFF時に0rpmに戻る様になりました。
しかし実際に走ってみると、アクセルを開けている間だけまだ揺れがすこし大きいですね。
もう少しローパスフィルターを強めに効かせようと思いますが、またメーターを外すのが面倒なので次回バラす機会があればやろうと思います。

Arduinoのスケッチ

参考に今回のプログラムを載せておきます。

http://www.hoihoido.com/data/tachometerX27_2.zip

トイレ改造。一体型便器に市販の温水洗浄便座を無理やり取り付ける。

※今回トイレの話題という事で、若干汚い画像も掲載しており、気になる方はこの記事はスキップしてくださいませ。

トイレ故障

先日トイレの便座が温まらなくなりました。
夏の間は便座ヒーターをOFFにしていましたが、最近肌寒くなってきてONにしたところで故障に気づいたのです。
ヒーターをONにすると一旦座っていられない程の熱さになったと思ったらその後は冷たいままになっています。
恐らく温度制御が上手くいかなくなり、ヒーターがガンガンに温めてしまい断線したのではないかと想像しています。(だとすると燃えなくてよかったな)

遡ること9年前、我が家を中古住宅として購入した際にトイレをリフォームしました。
当時タンクレスという便器を進められたのですが、これだと便座ヒーターや洗浄機能が故障した場合にホームセンターで売っている様な温水洗浄便座には交換できず、便器を丸ごと交換しなければならないという事だったので却下しました。
不動産会社(経由でリフォーム業者)にはいざという時に市販の便座を装着できるタイプにしてくれと要求した結果が現在使用している便器なのです。

LIXIL DT-Z151U

ところが、そんな会話をして取り付けた便器なのですが、見た感じからは本当に交換できるのかなーという不安はありながらも9年経過し、今回現実に故障したのです。
そこでまずはメーカー(LIXIL)に電話して市販の便座に交換できるか聞いてみたところ、懸念通り「無理」との回答でした。
正直「やっぱりか」という感想ですが、今さら不動産屋にクレームを出して「言った/言わない」のバトルをするのも疲れるし、とりあえずはメーカーに修理に来てもらう依頼をしました。

翌日修理担当者に調べてもらったところ、便座ヒーターはやはり断線しており交換が必要、また制御基板も壊れていて交換が必要、更に蓋をゆっくり閉める為のダンパーも弱っているので変えた方が良い、という事で「合計5万3千円必要です」との回答。また「こういう場合、大抵の人は便器ごと交換します」という事で、そうすると最安でも15万円程度は必要との事でした。
そりゃすぐには決断できないですよね。現在悪い所だけを5万円以上かけて直しても、この先他の箇所も壊れてきそうなので、できれはこの選択肢は取りなくないです。
かといって10年毎に便器丸ごと交換するのはあんまりですよね(本当に一体型便器を使われている皆さんはそうしているのかな?)。
という事で、その日は現状に戻してもらい修理は終了としました。

そしてダメ元で悪あがきをしてみます。

やりたい事はタンクから便器に流す機能は残した上で、温水洗浄便座を市販品に交換する事。
これができるとホームセンターで売られている便座なら2~3万円程度で買えるし、10年後にまた壊れても便座だけ交換で済みます。

そこで誰かやってるだろうと思ってネットやYouTubeを調べたけど案外見つかりません。
また、たまたま水回りのプロ3人程とお会いする機会があったので相談してみたのですが、皆「無理」と言います。プロからしたら便器ごと交換したいでしょうけど、利害関係のないプロも「無理」といわれるのがちょっと不安なところ。

・・・しかしまあ怖いもの知らずの素人なので検討を進めていきます。

中を見て考える

まず便座及びタンクカバーを外すと下の写真の様になっていました(注意:このあたりから写真が汚らしくなってきます・・・)。

タンクユニットと温水洗浄ユニットを分離できそうな構造ですね。ここを分離してタンクユニットだけ残し、温水洗浄ユニットを取り去れば市販の便座を取り付けできそうです。
もう一つ気になるのは便座の取り付け穴の位置ですが、これも市販品と同じ規格に従っている様なので自分の中では「できる」という確信になってきました。

作業開始!

まずホームセンターに出向いて市販の便座を物色します。
購入したのはPanasonicの型落ち品で、税込み1万6千500円。失敗する可能性もあるのでなるべく安いのを購入しました。
これで済めば御の字というものです。

ホームセンターで購入した温水洗浄便座(の取説)。

では家に持ち帰り作業に取り掛かります。
まず温水洗浄ユニットに水を供給するホースを外します。ここの分岐には電磁バルブらしき部品が付いており、ホースを抜いても水が飛び出す事はありませんでした。でも念のためホースの先端を水受け部分内に収めておく事で、もし漏れ出した場合でも便器に流れていく様にします。


次に基板に刺さっている配線類を抜いた後、この2個のネジを外せば温水洗浄ユニットが前にボコッとスライドして取り外せました。

更に温水洗浄ユニットを取り付けてあった上下機構部品を取り外します。

基板も外して・・・

これでタンクユニットだけが残った状態ですが、タンクユニットが市販便座を取り付けるべき穴も占有しているので、赤枠の出っ張り部分を切り落とします。

因みに便器の上物を全部取り除いたのがこの写真。
壁に近い側の両端の穴がタンクユニットの固定穴。手前の2個の穴もタンクユニットに接続していましたが、ここをフリーにして市販の温水洗浄便座を取り付けます。
なおこの便座取り付け穴の間隔は140mmで通常の便座と同じ寸法です。

では不要なデッパリをノコギリで切ります。(しかし切りづらかったのでジグソーに変えたら一撃で切り落とし完了。)
これでもう後には引けません。

以上で取付穴がフリーになったので、ここに市販の便座を取り付けました。

が、ここで問題が発覚。今まで使用していた止水栓がホースとはネジで固定するタイプではなく、Oリングで密閉した継手を差し込んでプラスチックのカバーで固定するタイプでした。
たぶんLIXIL専用なのでしょう。

今まで使用していた止水栓。

下の写真が今回購入した温水洗浄便座に付属の分岐管。通常のネジで固定するタイプなのでLIXILタイプから分岐ができません。
こんなところに落とし穴があったとは。

この分岐を取り付けたいが型が合わない。

これは困りましたね。こういう場合はいつもO氏に相談します(レーザー加工機の排気用換気扇を取り付けるときにお世話になったあのO氏です。彼はリフォーム業も行っているのです)。
すると「ちょうど合う止水栓がいっぱい余ってるからやるよ」とのお言葉。頂いた止水栓だと一旦フツーのネジ固定タイプの出口があり、そこからLIXILタイプの継手に変換する構造なので、これなら分岐管を取り付けられます。
因みにネットで調べるとこの止水栓単体では2千8百円程する様です。

止水栓を交換して分岐できました。
写真で上方向に行くホースが温水洗浄便座に、右に行くホースがタンクにつながります。

以上でタンクにも市販便座にも水を供給できたので一通りの機能は実現でき、見た目を気にしなければ使用できる状態になりました。

ただし、タンクの中身がむき出しのままという訳にはいきませんよね。
今まで付いていたタンクカバーのままでは新しい便座に干渉して取り付けられません。
そこで下図の赤線あたりで切り取って取り付けたいと思います。

またジグソーで切り取ってタンクに被せたところ。。。
緑色の養生テープの下がガバッと開いています。
この開口部はこれから塞ぎますが、だいぶ形になってきましたね。

開口部を塞ぐフタの図をJw-cadで書き、試しに段ボールをレーザーカットし、納得のいく形になったところで手持ちのアクリル板をカットしました。
白色が本体の色とだいぶ違うのは後で考えるとして、裏からグルーガンでくっつけ、表側の合わせ目をプラスチック用パテで埋めました。

完成

開口部も塞がったので一旦完成とします。写真で見ると目立ちませんが、タンクカバーの下の部分が白すぎるので塗装しようかと考えています(でもたぶんやらないです)。


最近の便器って・・・

繰り返してしまいますが、最近の一体型便器は温水洗浄部分が壊れるだけで全体交換ってあんまりですよね。なんだかメーカーおよびリフォーム業界の思うツボな気がします。
陶器やタンクの部分はそう簡単には壊れないので、多くは温水洗浄部分が壊れただけで皆さん丸ごと交換されているのでしょうか?
今回、便器ごと交換すると15万円以上するところ、市販の温水洗浄便座を取り付けることで1/10程度の費用で済みました(まあこの後何か問題が出るかもしれませんが)。

しかしこれまで色々な物を修理したり改造したりしてきましたが、まさかトイレをやるとは・・・

注意:これを見て同様の作業をされ、もし失敗しても責任は持てません。

初代ワゴンRのブロアーモーター修理

最近バイクや車のネタが多くなっていますが、今回も車ネタです。
始まりは今年の7月頃、ワゴンRのブロアーモーターが壊れました。
なんだかエアコンの風が弱いと思っていたら、2~3日の間に全く回らなくなったのです。

まだまだこれから暑くなる時期だったので風が出ないと地獄です。そこで(義弟が営む)修理工場に即刻持ち込んだところ30年近く前の車なのでモーターのブラシが摩耗して止まったのだろうという事です(むしろ今までよく持ったもんだ)。
新品のブロアはもう販売しておらず、数千円かけて中古品に交換し、これでエアコンも効く様になり一安心です。

で、壊れた方のブロアーの中を見たくなりますよね。修理できるものならしておきたいし。
という事で持ち帰りました。

下の写真は汚れを拭き取った後です。
当初ファンは黒い樹脂だと思っていたらカーボンブラシの削れた粉が付着していただけでした。
(何気なく書いていますが手は真っ黒になるし手を洗ったら洗面台も真っ黒になるし、グリスも交じっていて落ちないので洗面台にパーツクリーナーをかけて落としました)

ファンを外すとモーターの頭が見えます。ネジ二本で止まっているので開けてみます(これも汚れを拭いた後の写真)。

中は泥が詰まった様な状態。これも落とします。

回転子の様子。

ブラシと接点の付近。ブラシはすっかり減ってカケラが落ちてきました。銅の接点も削れています。

でもブラシさえ交換できれば動きそうですよね。
できれば将来の為に使える状態にしておきたい。。。

という事で適合するブラシを探します。
残ったブラシのカケラを測ると5.4mm×5.4mm。長さ方向はすり減ってわかりませんが初期の長さは10mm程度でしょうか?
横方向から編線が出ているタイプです。

しかしピッタリの物は見つかりませんね。
国内では見つからず、Aliexpressに6.0mm×6.0mm×10mmの物ならあったのでこれを発注して気長に待ちます。2セット(4個入り)が送料込で329円でした。

そして届いたブラシ。6mm角なので5.4mm角になるまで削ります。

削る前。公称6mmに対し実測は5.94mmでした。

削るといっても基本が鉛筆の芯みたいなものなので紙やすり(というかベルトサンダーの切れたやつ)で擦るとあっという間に削れてしまいました。若干削りすぎた感もあります。
紙やすりよりも普通の紙でよかったのかも。

1個削って新品と比較。ちょっと台形になってしまいました。

もう1個も削りました。そしてハンダ付け。

ところでブラシを押し付ける為のバネがあった筈ですが1個しかない事に気づきました。
分解後に長距離ツーリングに行ったりして暫く放置している間に行方不明になった様です。
仕方ないのでジャンク箱の中から近いバネを探して無理やり修正し、押した感触が同じ程度になる様にして試してみます。

本来ならブラシもバネも純正品を取り付けるべきなんでしょうけどね。
寿命に影響しそうな気がしますが無いものは仕方ありません。

こんな感じで取付けてスムーズに出入りする事を確認します。

あとは元の状態に組み立てました。
さて回るでしょうか?まずはファンをつけず無負荷で、電圧も低めで回してみます。
5Vぐらいでも回転しますね。徐々に電圧を上げて12Vでの無負荷電流は約0.7Aでした(これが正常なのかは分かりませんが、まあ異常な大電流は流れていない様です)。

ではファンを取付けまして・・・

回してみます。動画で・・・

大丈夫なんじゃないでしょうか(ファンありの電流を測り忘れました)。
次回故障時には活用したいと思います(なんじゅうねん乗る気や?)

CBF125T タイヤ交換

長距離ツーリングから帰ってきたらタイヤの溝が無くなっていました。
特にリア側はヤバい状態でフロントもそろそろ変える方が良さそうです。

リア

フロント


そこでネットで探しましたが適合するサイズのタイヤがほぼ見つかりません。
CBF125Tのタイヤサイズはリア:80/90-16、フロント:80/100-18、どちらもチューブレスです。

このバイクはバイク館SOXというイエローハット系の会社が輸入販売しているので、SOX熊本店で聞いたところ、一応純正タイヤは入手できるという事です。ところがフロント2万数千円、リア3万数千円、加えて工賃が1万数千円という事で合計すると7万円を超える価格になってしまいます。
4万円で買ったバイクのタイヤを7万円で交換できないですよね。

結局リアはネット上で唯一このサイズが見つかったティムソンという中国メーカーのTS629というタイヤを注文しました。

一方フロント側の「80/100-18」は幅が80mm、扁平率が100%、リム径が18インチの意味で、この通りのタイヤはチューブタイプしか見つかりません。そこで旧規格の表示で調べるとDUNLOPのK527というモデルに3.00-18というサイズがありました。
3.00の部分はインチ表示なのでミリになおすと76.2mmでほぼ同じ。扁平率は表記に含まれませんが古いタイヤは大概90~100%程度だそうなのでこれも問題なし。
という事でこのK527 3.00-18を注文しました。

購入したタイヤ:
フロント:DUNLOP K527 3.00-18 ¥7,777- (Amazon)
リア  :TIMSUN TS529 100/90-16 ¥6,050- (Amazon)
合計:¥13,827-

ところでチューブレスタイヤを自力で交換した事がありません。たぶんチューブタイヤより硬くて力がいるんですよね。
昔乗っていたバイクは特に入手に困るサイズではなかったのでショップでタイヤ購入と同時に交換してもらっていましたが、今回はネット購入なので自力で取り付けるか、またはどこかに持ち込んで交換してもらう必要があります(義弟が車の修理工場をやっており4輪用のタイヤチェンジャーがあるので、自力で無理ならそれで何とかなるかもしれません)。

タイヤ到着後、とりあえずタイヤレバーを駆使して自力交換を試みたところ、(大汗かきながら)何とか交換ができました。

リア TIMSUN TS529(なんかオフロードタイヤの様に溝が深く感じる)

フロント DUNLOP K527

乗った感触は特に違和感を感じません(まあ限界走行する訳でもないので)。

LEDソーラーライト付きキーホールダー修理

バイクの鍵には写真の様なLEDソーラーライト付きのキーホールダーを取り付けていました。
5月に大阪日本橋の千石電商で買ったものです。

このキーホールダーは太陽光で充電し、ボタンを押すとLEDが光るもので、キャンプ等ちょっとした時に便利なのです。
しかし先日のツーリングで北海道に居る頃、ボタンを押していなくても薄く点灯する様になってしまいました。 昼でも夜でも薄く点きっぱなしですが、ボタンを押すと今まで通り明るく光るので使用上はあまり問題がありません。ただ薄く点いたままだとバッテリーが放電してしまうのが心配ですが、結局のところ熊本の自宅に着くまでこの状態を維持していました。
ツーリング中は毎日光が当たるので持ち堪えたのだと思います。

そして自宅に帰ってきたので机の上で修理を試みます。

バラすのは特に何という事もなく、ケースのつなぎ目にドライバーを突っ込んでこじると簡単に開きました。

現時点、まだ薄く光っています。

こんな構造です。思っていたより数段シンプルでした。

回路図にするとこんな感じ。
特に制御回路もなく、これだけで大丈夫なんですね。

スイッチのスプリング板はセロテープみたいなので止めてあり、テープを剥がすと電極上に錆びた様な箇所がありました。
コイツがリークしている様なので綺麗にしてやると・・・

正常に戻りました。
今後は雨に当てない様に気を付けて、まだまだ当面は使います。

防水にできないかな・・・

CBF125T タコメーター故障&作成

先日の長距離ツーリング中、岩手県のあたりでタコメーターが壊れました。
最初は指針の大きくブレているなと思っていたらだんだんと明らかに低い回転数を指す様になり、最終的には全く振れなくなりました。
まあ速度計の方は正常なので走るには問題なく、帰宅までこのままの状態だったので原因を調べてみます。

とにかくメーターを外してみます。

中身・・・

更にバラすと・・・

タコメーターは電気式で3本の電線が出ており、黒色が+12V。緑色がGND。黒/黄が信号線です。
黒が+12Vというのに違和感がありますが何故かそうなっています。

基板上にはBAK225というICが載っていて入力パルス数に応じてメーターを動かしている様です。
このあたりの事はこちらのブログが参考になりましたがICのデーターシートは見つかりませんでした。

まずは問題切り分けの為、車体側からタコメーター側に信号が来ていることを確かめます。
タコメーターを接続していないと0V付近のノイズっぽい信号しか見えず、タコメーターを接続すると下の波形が見えました。プルアップでも波形が出るのでオープンコレクタ出力かもしれません。

アイドリング時の波形。

何はともあれ車体から信号は出ているのでメーター側に問題がある様です。
ではメーター側を調べていきます。
後で組み立てる際に指針がずれない様1000rpmの位置にマジックで印をして・・・

取り外しました。

メーターコイルの配線をテスターで当たると導通がなく、どうやらコイルが切れている様です。
でも目で見る限り断線箇所は分かりません。

更にバラしている間にバネも歪んでしまい、もう正確なメーターに戻る気がしません。

さてどうしましょう。
CBF125T用として売られているメーターAssyは1万円くらいします。
同様のメーターがジャンクでないか、バイク基地(UPガレージ)を探したけど見当たらず・・・
市販の適当なメーターを取り付けるのも考えましたが元々がスピードメーターと一体のデザインなのでハンドル回りの納まりが不格好になりそうです。

まあタコメーターなので無くても走れないわけではありませんが、急坂をシフトダウンして上る時に回しすぎていないか気になります。

という事で、使えそうなメーターがみつかるまで、Arduino NANOでパルス数をカウントして手持ちのLCDに表示する事にします。

ざっとこんな回路で・・・

そしてプログラムの作成。
カウンターのライブラリはこちらで紹介されていたものを使用しました。
ゲートタイムを指定できるので200mSにしています。

スケッチ(参考)

下の様に取り付けました(やはり不格好ではあります)。

ところで車体から出ているパルスはエンジン1回転につきパルス1発なのでしょうか?
その前提でプログラムすると回転数が高すぎた表示をする様です。

そこでイグニッションコードに電線を巻いて取り出したノイズと見比べてみると・・・
黄色がイグニッションノイズ。水色が車体からタコメーターに送るパルス。
タコメーターパルス4発に対し一回イグニッションノイズが出ています。

ここでもう一つの疑問が・・・。イグニッションプラグは毎回転スパークするのでしょうか?それとも2回転に1回でしょうか?
4ストロークエンジンなので爆発は2回転に1回ですが、プラグは毎回スパークしているバイクも結構ある様です(点火タイミングを単純にクランク軸から取り出すとそうなる)。

どうやらCBF125Tではエンジンが1回転につきタコメーターパルス2発の前提で表示すれば正しい回転数になる様です。という事はプラグは2回転に1回スパークしているのかな?(タイミングはどこで検出しているのでしょう?)

動作中の動画

とりあえず回転数が分かる様にはなりましたがLCDが小さくてちょっと見づらいですね。
また、一応昼間は反射光、夜は透過光で視認できる仕様のLCDを使っていますが昼間はちょっと見づらいです。

調べていくとメーター表示用のステッピングモーターというのがAmazonでも入手できる様なので、これで指針を動かしてみるのも良いかもしれません。

日本をぶらっと旅してきます。〜番外編〜

走行距離・ガソリン使用量

8月11日に熊本を出発し、9月14日に戻るまでの走行距離は7092.3Km(メーター読み)でした。
また種子島編では705.1Kmを走行したので合計すると7797.4Kmとなります。

その間にガソリンを131.55リットル給油しています。この頃はガソリンが高騰しており、感覚的には平均185円程度だと思うのでガソリン代は約2万4千円となります。
また北回りと南回りの間の家にいる時に走った83.9Kmを含めて燃費を計算すると59.9Kmとなりました。ただしツーリング前後のタンク残量が同じと仮定した計算なので、種子島後の残量の方が少なく実際には58Km/l程度だと思います。

旅の間の37泊の宿泊先は次の通りでした。

キャンプ場    :21日
海水浴場でキャンプ: 1日
ホテル/旅館    : 7日
ライダーハウス  : 1日
船内       : 2日
実家       : 5日

走った経路を図にすると次の通りです。

青色が走行ルート、オレンジはフェリーの航路

落としたもの、無くしたもの

途中で色々と落としたり無くしたりしました。

テントのポールを入れる袋
岩手県久慈市の侍浜野営場にて、朝になって撤収しようとしたら無いことが判明。
前日設営時にテントを組み立てた後に張る場所を移動したのでその時落としたのかもしれない。夕方は風が強かったので飛ばされた可能性も高く、暫く探しても見つからないので諦めました。

収納袋がない・・・

タオル
にかほ市でキャンプした際、「絶景展望温泉 眺海の湯」でお風呂に入りました。この時脱衣所にタオルを忘れてきた様です。朝気づきましたが取りに行く程の立派なタオルでもないのでそのまま出発しました。

ツーリング用カッパの収納袋
伊東のライダーハウスを出発して10分たらずで雨が降り出しカッパを来たのですが、その後1.5時間程走って雨が止んだのでカッパを畳もうとしたら収納袋がありませんでした。札幌で新規購入したカッパのヤツです。いつもだと収納袋をポケットにしまうのですが慌ててカッパを着た時に仕舞い忘れたのだと思います。往復3時間かけて取りに戻ったとしても見つかる保証がないので諦めました。

買った直後のカッパ袋。テント内で撮ったため緑っぽいですが実際にはグレーです。

バイクの合鍵
金沢のホテルを出て30分程した時に雨が降り始めました。いつもカッパを着る際にはバイクの鍵もキーホールダー無しの合鍵に変更するのですが見当たりませんでした。ホテルに電話して部屋の中を探してもらいましたが見つからないとのこと。結局、これについてはその日の夜にテントの中でバッグの中身を全部出したら入っていたので、正確には無くしたものには含まれません。

JAXAで買ったステッカー
つくばのJAXAで買ったステッカーをホムセン箱に貼っていたのですが、気づくと無くなっていました。
直前に少し浮いていたのをこすって張り直したのですが、あの時接着剤で付け直しておけばよかった。

なくす前のステッカー(上側の丸いやつ)
種子島で買った別のステッカー

壊れたもの、消耗したもの

ソーラーライトのキーホールダー
バイクの鍵にはソーラーライトのキーホールダーをつけていました。テントを張った後に買い出しに行って戻ってみると日が暮れている事がありますが、バイクの鍵にソーラーライトが付いているとこういう場合に便利なのです。しかしこのソーラーライト、本来はボタンを押したときだけ光るものなのにボタンを押していなくても薄く光る様になってしまいました(ボタンを押した際は普段通りに強力に発光します)。
恐らく雨に打たれたのが原因だと思われ、この後、雨の日は確実にキーホールダー無しの合鍵に変更する様気を付けています。
常時薄く光っていると内部の電池が放電しつくしてしまうかなと心配しましたが、結局この状態で最後まで持ちこたえました。これについては帰宅後修理したので、その内容は後日投稿したいと思います。

テントの底のシームテープ
テントの底のシームテープが剝がれてきて、雨の日に浸水する様になりました。本来なら専用のシームテープで修理したいところですが応急処置として手持ちのアセテートテープ(通称:ドローンテープ)を縫い目に貼りました。このテープはベトつかず強力なのでドローンレース関係者がよく使います。
本当はテントの端から端まで貼りたかったのですがテープが足りないので特に酷いところだけ貼って何とか持ち応えました。

USBケーブル
最近のツーリングではスマホを始め、その他にも色々な機器を充電する必要があります。そこでバイクには(以前のオーナーが)USB電源を取り付けてあり、走りながら充電しているのですが、100均のUSBケーブルが接触不良となり、青森付近ではスマホもモバイルバッテリーも空に近づいて電力危機に陥りました。
まあスマホに挿したままでタンクバックに当ててコネクタを曲げてしまったり、雨の中でそのまま使ったりしたのがいけなかったのだと思います。東北町の「ホームセンターかんぶん」に寄るとL字のTypeCコネクタを備えたケーブルを見つけて交換し、その後は問題なく充電できています。またL字なのでコネクタを当てて曲げる事もなくなりました。

バイクのチェーン
長距離ツーリングの場合、途中でチェーンが伸びて張り直す必要があるのは覚悟していましたがレンチやチェーンルブを持ち運ぶのが嫌だったので持たずに出発しました。実際13日目にはチェーンが伸びてしまったので千歳市のバイク店で張り直してもらいましたが、チェーンルブ塗布も含めて2000円を要しました。
しかし19日目の秋田県でもうチェーンが伸び始めたので、結局はアストロプロダクツでレンチとチェーンルブを購入し、この後はマメにチェーン張りと注油を実施しています。

タコメーター
岩手のあたりでバイクのタコメーターが振れなくなりました。最初はなんだか指針の揺れが大きいなと思っていたらその内明らかに低い回転数を指す様になり、最終的には全く振れなくなりました。
まあ速度計は正常なので走るには問題なく、帰宅までこのままの状態でした。
まだ原因調査中ですが、どうやらメーターそのものが壊れている様です。

エンジン音
なんだかエンジンのガシャガシャ系の音が大きくなった気がします。オイル交換でマシになった気もしますが、カムチェーンかタペットが緩んでいるのか、そんな感じの音です。旅先で簡単にメンテナンスできそうにないし、下記の和歌山のバイク店でも「こんなもんちゃう?」的な意見だったので結局はそのまま走りました。

エンジンオイル
和歌山に来た時点で走行距離6000Kmに達しており、そろそろオイルを替えないといけないなーと思っていました。四国に渡るフェリーの出港までに1.5時間程の待ちがあったので昼食を吉野家でさっさと済ませ、最寄りのバイク店で出港前にオイル交換ができるかと聞いたら可能との事。古いオイルは真っ黒で交換後は調子よくなりフェリーに乗りました。エンジンのガシャガシャ音もマシになった気がします。

テールランプ・ポジション球
種子島から戻ってきてテールランプとポジション球が切れているのに気づきました。
最近のバイクはメインのライトが常時ONなのでポジション球はないのかもしれませんがCBF125TはライトをOFFできるためかポジション球が付いています。まあ普段は無くても困らないのですが。
一方テールランプの方は絶対必要ですが、いつから切れていたのかは分かりません。種子島から帰ってくる夜間走行時にも切れていたのかもしれません。
なお両方共手持ちの球(いつのか分からない)があったので交換しました。

タイヤ
北回りから帰ってきた時点でオドメーターが22000Kmを超えており、リヤタイヤは完全に交換すべきところまで来ていました。フロントも変える方が良さそうですがもう少し持つかなーといった感じです。とりあえず種子島回りの前にリヤだけ交換しました。

リヤ。もうヤバいです。
フロント。これもそろそろ交換でしょう。

日本をぶらっと旅してきます。〜その10 種子島編〜

フェリーで北海道に渡り、そこから熊本の自宅まで走って家に帰り着いてから10日程たちましたが、やはりこの後は南に向かいます。
しかし前回書いた様に沖縄は遠い割にバイクで走れる距離が短い(イメージです)のでまたの機会にとっておく事とし、今回は種子島に向かいます。

その前にリアタイヤはもう溝が無いので交換しておきたいです。このCBF125Tは外車(というと聞こえがいいですが激安中華製バイク)にあるあるで、サイズの合うタイヤがあまりないのです。このあたりは別に書きたいと思いますが、とりあえずは後輪だけ交換しました。

リアタイヤ ティムソン(中国メーカー)のTS629

36日目(9/24)

種子島にバイクで行く場合、鹿児島からフェリーに乗る事になります。フェリーには「はいびすかす」「コスモライン」の2社があり、「はいびすかす」は夕方18:00出港→21:40に種子島着、一方「コスモライン」は朝8:40出港→12:10到着です。今回は鹿児島市で前泊し8:40出港の「コスモライン」に乗るパターンで行きたいと思います。

という事で初日は鹿児島市までざっと5時間程の行程なので昼前に出発して八代→出水→さつま町→鹿児島市のルートで向かいます。

出発してすぐハンドルに取り付けてあるGoPro(Session5)が落ちかけている事に気づきました。いつのまにか止めネジが緩んで脱落した様です。出発してすぐといっても取りに戻るとロスが大きいのでホームセンターナフコ富合店でM5x20mmの化粧ねじを購入。ツマミがギリギリ当たりますが何とか固定できました。

白いツマミの化粧ネジを購入。

途中さつま町から鹿児島市に向かう峠の標高が高かったんでしょうか、案外寒くて上着を着るかどうか迷いながら走っていましたが結局着た後すぐに標高が下がって暑くなるという、よくあるパターンでした。しかしなんとなく風邪ひきそうな気配になったので鹿児島市で風邪薬を買っておきます。

桜島が綺麗です。

この日はフェリー乗り場を確かめた後、鹿児島市のホテルタイセイに宿泊しました。


37日目

朝から雨です。雨装備でフェリー乗り場に向かいます。
予報が晴れになっている日を選んだはずなのに・・・
フェリー「コスモライン」の乗り場は前日確かめたつもりですが思っていた建物は別のフェリー会社のものでした。そこで別会社の人に教えてもらった乗り場に行ったのですが良く分かりません。係の人に聞くと「あそこのプレハブ」と言われたのですがこれでも良く分からず。結局写真の様なコンテナハウスが受付になっていました。(周囲の貨物と見分けがつかない・・・)

まあフェリーに乗れたのでヨシとします。バイクは自分を含めて2台だけ。

そして種子島まで3時間半。ゴロゴロしている間に到着です。
雨は止んでいましたが、走り出すとまた降ってきました。そして中種子町まで来たあたりで雨は上がった様です。
昼食に横浜家系ラーメン翔(たまに聞くけど家系が何か分かっていない)で食べてカッパを脱ぎます。

ところで何か所かにこの様な看板が立っています。大型特殊トレーラーというのはロケットを運んだりするアレですよね?たぶん。9月27日は帰宅予定の日ですが一日伸ばそうか、どうしようか・・・

そして今夜のキャンプ地を「宇宙ヶ丘キャンプ場」「前之浜キャンプ場」のどちらかに絞ろうと考えています。まず宇宙ヶ丘キャンプ場に行ってみるとこんな感じの広い芝生になっていました。今のところ誰もいません。

次に「前之浜キャンプ場」に行ってみます。こちらは砂浜にテントを張るか、草がだいぶ深くなったところに張る感じですね。ここにも誰もいません。
今夜のキャンプ地ですが前之浜は海ベタのせいか風が強いし、町への買い出しにも近い宇宙ヶ丘にしましょう。

・・・と今夜の寝ぐらを心に決めておき、まだ時間があるのでJAXA種子島宇宙センターに向かいます。
宇宙科学技術館というのを見学したかったのですが、ちょうど定休である月曜日でした。明日もう一度来ようと思います。

とりあえず実物大H2ロケットを見たり・・・

発射場の写真をとって・・・

そして宇宙ヶ丘に戻りテントを張りましたが、やはり他に誰もいないですね。今日は貸し切り状態です。
米を研いで水に浸している間に南種子町Aコープで買い出し&河内温泉センターで入浴してきます。
温泉センターでタオルを忘れたことに気づき購入したらこんないい感じのタオルでした。

38日目

今朝は雨は降っていません。
宇宙科学技術館は9:30オープンなので少し時間があるので島間港(しままこう)に行ってみます。もしロケットが到着するならここに着いて前述の大型特殊トレーラーで宇宙センターまで運ぶらしいです。ネット情報によると港に到着した当日に運ぶそうなので、昨日見た看板の通り9月27日に運ぶのなら今日(9月26日)はまだ着いていない筈ですが、どんな所か一応見ておきます。
まあ予想通り現時点は目ぼしいものはありませんでした。(また少し雨が降って止んだ)

その後なんとなく種子島最南端の門倉岬に向かいました。
しかし種子島はどこも海がきれいですねぇ。

そしてイイ感じの時間になったので宇宙科学技術館へ。

LE-7エンジンを見たり・・・

無重力を体験したり・・・(ウソです。そんな風な写真がとれるだけ。)

ここで聞けば明日ロケットが搬入されるのかが分かるかもしれないと思って受付のお姉さんに聞いたのですが、その情報は持っていないとの事でした。

そして売店へ。先日つくばのJAXAで買ったステッカーが福井県のあたりで剥がれてしまったので同じものがあれば買おうと思っていましたが無かったです。代わりにTNSC(種子島宇宙センター)印のステッカーを購入しました。(あらためて無くす前の写真を見直したらTSUKUBAと書かれたステッカーでした。そりゃ種子島では売ってないですよね)

宇宙科学技術館から出ると昼飯時だったのでJAXAの食堂に行ってみます。部外者も食べられるのです。

こんな景色を見ながら・・・

日替わり定食・・・

午後は釣りをしてみます。砂浜が多いのでキスの投げ釣りを・・・といっても長い竿をバイクに積むのは厳しいのでバス用スピニングロッドしか持ってきておらず、軽いオモリでチョイ投げをしようと思っています。
ところがゴカイ等の虫エサが手に入りません。どうやら種子島では虫エサはメジャーではない様ですね。でも最近はゴカイルアーがあり、これなら売られていたので試してみます。

エサも決まったのでポイントを探しましたが、案外イイところがないんですね。チョイ投げしかできないのでなるべく堤防から。また風が強いとマトモに投げれないので風の裏になる場所で、と考えると限られてきます。暫く迷った末、長浜という砂浜近くの漁港で釣り始めました。が、全くアタリなし。
そこで砂浜に移動しますが遠投できないので苦戦し、結局のところボウズでした。
もうちょい情報も含めて準備が必要でしたね。

テントは宇宙ヶ丘に張ったままなので今夜もここに泊まります。今日はもう一人、福岡から来られたライダーがおられ、この方はあした屋久島に渡って山に登るそうです。

39日目

さてロケットの輸送があるのなら一日伸ばして見学しようかとも思いましたが昨日までの情報では今ひとつハッキリせず、JAXAのホームページを見ても近々打ち上げる予定が見当たらないので、予定通り本日出発して熊本に向かいます。
中種子町から西之表市の間、来るときは島の西側を通ってきたので帰りは東側を通ることにしました。でも思ったほど海が近い道ではなく山中の道が多かったですね。途中にはXX遺跡というのが集中してあります。特に詳しく見たわけではないのですが。

そして西之表市に到着。
来るときは「コスモライン」というフェリーでしたが帰りの出港時刻が13:45で鹿児島着が17:25なので到着したらもうあまり動けない時刻になります。一方「はいびすかす」だと出港11:00→到着14:40なのでまだ動く時間があります。よって帰りは「はいびすかす」を利用することにしました。

「はいびすかす」の西之表港での受付所もこんな建物でした。

またこのフェリーは貨物船の雰囲気が濃厚で、これらのコンテナは乗客の車が乗るのと交互にものすごい勢いでフォークリフトが積み込んでいきます。

バイクの固定もこのロープ(というかヒモ?)一本。今まで乗ったフェリーの中で最もシンプルです。

ところで乗船してから気づいたのですが、11:00~14:40まで船内にいるのに昼食のことを考えていませんでした。ほかの乗客は弁当持参の方が多い様ですが私は何も持たずに乗ってしまったので船内にあったカップ麺の自動販売機で済ませました。
あとはゴロゴロしながら下船後の行動を考えます。どこかで一泊して翌日ゆっくり帰るか、熊本まで一気に帰るか・・・。恐らく下船は15:00頃になるだろうから明るいうちにテントを張れそうなキャンプ場は限られてきます。一方熊本まで一気に変えると最後は夜間走行になりますが、八代あたりまで行けば周囲も明るいので問題ないでしょう。

という事で予定通り15:00頃に下船し、往路とは別の道を通りたかったので1時間程長くなりますが姶良市→えびの市→人吉市→五木村→八代市→合志市のルートで帰りました。途中八代市の直前で日が暮れましたが予定通りそこから先の国道3号線は明るいのでゆっくり夕食(味千ラーメン)を食べてから、21時頃に帰宅しました。

もう少しで八代なのだが日が暮れそう・・・

今回は北側方向へのツーリングに比べると短めの3泊4日で完了でした。



日本をぶらっと旅してきます。〜その9 自宅に到着〜

34日目(9/13)

今朝も朝露でテントはびしょ濡れでした。朝でも日によってはカラッとしている時もありますが、湿度とか寒暖差で決まるのでしょうか?

取り敢えず今回もテントは荷台に括り付けて走ります。

最初に向かうのは須佐ホルンフェルス。

砂岩とか泥岩がマグマで熱せられて性質が変わったのがホルンフェルスだそうです。
ここでは白い砂岩と黒い頁岩が交互に重なった崖が見られるのです。

駐車場に到着。ここから海に続く道を降りていきます。というか、既に道から見えていますね。

近づくと・・・ハッキリと白黒になっています…

ホルンフェルスという名前はこの岩を割るとツノの様な形に割れることからホルン(角)フェルス(石)という名前だそうです。多分この表面の事なのでしょう。

その後、角島大橋に向かいます。よくテレビで見るこんな橋ですね。

そして下関、およびその先の九州に向かって走ります。下関に近づくと遠くに九州がみえてきました。久しぶりですねぇ。

ところで関門橋は高速道路なので125ccのバイクは通れません。その代わりに関門トンネルなら通ることができます。通行料は20円。このトンネルから海底のそのまた下を通るのですね。

トンネルの中はえらく暑くて、35℃に近いんじゃないですかね。まあ時間が短いので絶えられますが。

そしてとうとう九州に戻ってきました。

ひと月ちょっと振りに九州上陸です。
しかしそろそろ夕方も近づいているので目星をつけていたキャンプ場に向かいます・・・と思ったのですが、もう一度ネットで調べると駐車場から30分ほど山を登らなければならない場所だそうです。それはちょっと厳しいですね。トンネル出口の近くなので一応見に行ったのですが、やはりその様なのでここは諦めます。

という事でほかのキャンプ場を調べたのですが、すぐ近くのところは一泊3500円との事。そうこうしている内に雨が降り出しました。天気予報を見ると翌日も降りそうなので今日はホテルに泊まる事にします。予約したのは行橋市の「ビジネス&サイクルホテル ベル」(一泊4500円)。キャンプで3500円、ホテルで4500円だったらホテルに泊まりますよね。
ホテルに向かう途中にハンズマンの看板が。ハンズマンは主に九州に展開するホームセンターなのです。戻ってきた感がありますねー。


そんな感じで「ビジネス&サイクルホテル ベル」に到着。こちらはサイクリスト歓迎の宿らしく、部屋の中に自転車を置くスペースもあったりします。

流石に125ccのバイクを部屋に置くのは無理ですが、玄関の軒の下に置かせていただきました。

35日目

予報通り朝から雨です。もうちょっとマシかと思っていましたが本格的に降っています。
特に長崎地方には線状降水帯ができて大雨になっているらしく、ならば反対側の大分方向を通って帰ろうと思います。距離的には真ん中の日田市を通っていくのが近いのですが、折角なので行きとは違う道を通りたいという考えもあるのです。

行橋から大分方向に走り、宇佐市で右に折れて安心院町から湯布院に向かいます。

途中、山の中で気づいたのですがガソリン残量計が空っぽなのです。朝の内に給油しようと思っていたのにすっかり忘れて安心院と湯布院の中間付近まで走ってしまいました。ここから湯布院までは20Kmちょっとあり、安心院に戻れば若干短い距離でガソリンスタンドにたどり着けます。
前に給油したのは今治市で しまなみ海道を渡る直前に満タンにしており、それから500Km以上走っています。なおこのバイクは計算上600Km弱の航続距離がありますが、広島の聖湖でキャンプした際、ガソリンコンロ用にざっと300mlほど抜いたんですよねー。戻るか進むか、ちょっと迷いました。
しかし最悪はガソリンコンロのタンクに500ml程度は入っているので、これをバイクに戻せば30Km弱は走れるはず。という事で先に進むことにしました。
結局のところガス欠もせずに湯布院に到着して給油。タンク容量10.8リットルに対し10.0リットル入りました。昨日300ml抜いたとすると残りは500ml。このバイクはやたら燃費が良くて60Km/l弱は走ります。よってあと30Km弱は走れたはず・・・だと思います(たぶん)。

まだ雨は止みませんがガソリン満タンなので安心して先に進みます。Googleナビはここからでも日田に向かうルートを示しますが、やまなみハイウェイ経由で阿蘇を通って帰ろっかなー。

と、九重のあたりは標高も高くなり、雨の中を走ると寒くなってきました。手足がしびれた頃に瀬の本レストハウスに到着。この頃には雨も止み、温かいものを食べて人心地が付きます。

ベンチで食べていると、どこかのオッサンが現れ、「どこからやってきた」とか、「ワシもバイク乗ってんねや」とか、この旅で何度となく交わした会話をして去っていきます。結構バイク乗りは多いですね。

雨も上がって路面も乾き始めました。だいぶ温まったので出発します。
引き続き やまなみハイウェイを進み、ミルクロードとの交差点で右折します。
この辺までくれば普段の行動範囲なのですが、なんとなく大観峰で止まって写真を撮りました。

大津町まで下り14時半頃、無事自宅に到着しました。

以上で一か月を超えるツーリングは一旦終了です。
日本一周という事ならば熊本の南側に行っていないですよね。このあと当初は沖縄を考えていましたが25時間も船に乗っても到着後に走れる範囲が限られているので躊躇しています。むしろ種子島とかロケット発射場もあっていいんじゃないかと考え中です。