34日目(9/13)
今朝も朝露でテントはびしょ濡れでした。朝でも日によってはカラッとしている時もありますが、湿度とか寒暖差で決まるのでしょうか?
取り敢えず今回もテントは荷台に括り付けて走ります。
最初に向かうのは須佐ホルンフェルス。
砂岩とか泥岩がマグマで熱せられて性質が変わったのがホルンフェルスだそうです。
ここでは白い砂岩と黒い頁岩が交互に重なった崖が見られるのです。
駐車場に到着。ここから海に続く道を降りていきます。というか、既に道から見えていますね。

近づくと・・・ハッキリと白黒になっています…

ホルンフェルスという名前はこの岩を割るとツノの様な形に割れることからホルン(角)フェルス(石)という名前だそうです。多分この表面の事なのでしょう。

その後、角島大橋に向かいます。よくテレビで見るこんな橋ですね。
そして下関、およびその先の九州に向かって走ります。下関に近づくと遠くに九州がみえてきました。久しぶりですねぇ。
ところで関門橋は高速道路なので125ccのバイクは通れません。その代わりに関門トンネルなら通ることができます。通行料は20円。このトンネルから海底のそのまた下を通るのですね。

トンネルの中はえらく暑くて、35℃に近いんじゃないですかね。まあ時間が短いので絶えられますが。
そしてとうとう九州に戻ってきました。

ひと月ちょっと振りに九州上陸です。
しかしそろそろ夕方も近づいているので目星をつけていたキャンプ場に向かいます・・・と思ったのですが、もう一度ネットで調べると駐車場から30分ほど山を登らなければならない場所だそうです。それはちょっと厳しいですね。トンネル出口の近くなので一応見に行ったのですが、やはりその様なのでここは諦めます。
という事でほかのキャンプ場を調べたのですが、すぐ近くのところは一泊3500円との事。そうこうしている内に雨が降り出しました。天気予報を見ると翌日も降りそうなので今日はホテルに泊まる事にします。予約したのは行橋市の「ビジネス&サイクルホテル ベル」(一泊4500円)。キャンプで3500円、ホテルで4500円だったらホテルに泊まりますよね。
ホテルに向かう途中にハンズマンの看板が。ハンズマンは主に九州に展開するホームセンターなのです。戻ってきた感がありますねー。

そんな感じで「ビジネス&サイクルホテル ベル」に到着。こちらはサイクリスト歓迎の宿らしく、部屋の中に自転車を置くスペースもあったりします。

流石に125ccのバイクを部屋に置くのは無理ですが、玄関の軒の下に置かせていただきました。
35日目
予報通り朝から雨です。もうちょっとマシかと思っていましたが本格的に降っています。
特に長崎地方には線状降水帯ができて大雨になっているらしく、ならば反対側の大分方向を通って帰ろうと思います。距離的には真ん中の日田市を通っていくのが近いのですが、折角なので行きとは違う道を通りたいという考えもあるのです。
行橋から大分方向に走り、宇佐市で右に折れて安心院町から湯布院に向かいます。

途中、山の中で気づいたのですがガソリン残量計が空っぽなのです。朝の内に給油しようと思っていたのにすっかり忘れて安心院と湯布院の中間付近まで走ってしまいました。ここから湯布院までは20Kmちょっとあり、安心院に戻れば若干短い距離でガソリンスタンドにたどり着けます。
前に給油したのは今治市で しまなみ海道を渡る直前に満タンにしており、それから500Km以上走っています。なおこのバイクは計算上600Km弱の航続距離がありますが、広島の聖湖でキャンプした際、ガソリンコンロ用にざっと300mlほど抜いたんですよねー。戻るか進むか、ちょっと迷いました。
しかし最悪はガソリンコンロのタンクに500ml程度は入っているので、これをバイクに戻せば30Km弱は走れるはず。という事で先に進むことにしました。
結局のところガス欠もせずに湯布院に到着して給油。タンク容量10.8リットルに対し10.0リットル入りました。昨日300ml抜いたとすると残りは500ml。このバイクはやたら燃費が良くて60Km/l弱は走ります。よってあと30Km弱は走れたはず・・・だと思います(たぶん)。
まだ雨は止みませんがガソリン満タンなので安心して先に進みます。Googleナビはここからでも日田に向かうルートを示しますが、やまなみハイウェイ経由で阿蘇を通って帰ろっかなー。
と、九重のあたりは標高も高くなり、雨の中を走ると寒くなってきました。手足がしびれた頃に瀬の本レストハウスに到着。この頃には雨も止み、温かいものを食べて人心地が付きます。

ベンチで食べていると、どこかのオッサンが現れ、「どこからやってきた」とか、「ワシもバイク乗ってんねや」とか、この旅で何度となく交わした会話をして去っていきます。結構バイク乗りは多いですね。
雨も上がって路面も乾き始めました。だいぶ温まったので出発します。
引き続き やまなみハイウェイを進み、ミルクロードとの交差点で右折します。
この辺までくれば普段の行動範囲なのですが、なんとなく大観峰で止まって写真を撮りました。

大津町まで下り14時半頃、無事自宅に到着しました。

以上で一か月を超えるツーリングは一旦終了です。
日本一周という事ならば熊本の南側に行っていないですよね。このあと当初は沖縄を考えていましたが25時間も船に乗っても到着後に走れる範囲が限られているので躊躇しています。むしろ種子島とかロケット発射場もあっていいんじゃないかと考え中です。