TS-520D修理

最近息子がアマチュア無線技士4級を取ったのを機に、久々にあちこちの周波数をワッチしている。しかし以前ほど出ている局が少なく、HFや144MHzのFMはそれでも聞こえるのだが、50MHzや430MHzは全く聞こえてこない。 かなり下火になったとは聞いていたがここまでとは・・・。

ところでウチにはTRIO(現KENWOOD)の古いHF機TS-520Dがある。

TS-520D

PLATEとDRIVEツマミは重いので径の大きなものに交換していた。
本機は100W機で従免も持っていたのだが、当時のJARLの保証認定に合わせて10Wに改造してある。

これは高校生の頃にバイトして買ったのだ(学校の規則でバイトは禁止だったが郵便配達は黙認だった・・・たぶん)。
ずっと実家に置いていたのだが少し前に帰省した際、邪魔だからもって行けと言われ、いつの間にか車に積んであった。 持ち帰って適当な電線をアンテナ代わりにして電源を入れてみるとノイズは聞こえるが受信は全く出来ていない。 そもそも内蔵のマーカー信号すら受信できないのだ。

ネット上で回路図を探して原因を調べた。 そして行き着いたのはVFOが出力していない事。 更にはVFOに電源が来ていない。 結局原因は装置裏面にある外部VFOコネクタ(9pinのMT管用ソケット)にジャンパープラグが刺さっていない事であった。
内蔵VFOへの電源はこのコネクタから一旦外部VFOに行って戻ってきたものを供給する様になっている。 外部VFOを接続しない場合はこのコネクタの8-9ピン間をショートする必要があったのだ。
そういえば昔はここにジャンパー用のプラグが刺さっていた気がする。 それがいつの間にか外れて、すっかり忘れていたのだ。

という事で電線の切れっ端(太さ1mmが丁度よかった)で8-9ピンをショートさせたら復活した(要は壊れてなかったのね・・・)。

TS-520D裏

TS-520Dの裏側

TS-520D裏側拡大

ジャンパーした部分の拡大。
なおリニアアンプ用コネクタ(GT管ソケット)の穴からピロッと出ているのはCWフィルターON/OFFスイッチ取付け用ジャック。

 

TS-520D修理” への2件のコメント

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