タック練習ソフト」

先日タック練習機を作った話を書いた。
なぜか私も一緒に練習しているのだが、何度もタックを行っていると、何回やったかが分らなくなる。そこでタック練習用ソフトを作成してみた。

タッック練習ソフト

タッック練習ソフト

特にまあ何と言う事もないのだが、スタートボタンを押すと最初のみホイッスルの短音が8回鳴り、その後5~10秒おき(ランダム)に長音一回+短音一回が鳴ってカウントアップする。このタイミングでタックをするのだ。 簡単なソフトだがホイッスルの音が気分を盛り上げてくれる。
ホイッスルの音はSoundEngineで録音してDOT8.wavとN.wavという名前で保存してあるので、このファイルを書き換えれば音を変える事ができる。


もしかすると役立つ人がおられるかもしれないので、一応アップしときます。

実行するには.NetFreamework4がインストールされている必要があります。
ビルドはVisualC# 2010 Expressで行いました。

 

BRAVO BST12修理 その1

子供が通っているヨットクラブの事務所に壊れたBST12が置いてあった。全く動作しないという話なのでダメ元で修理にトライする事にした。BST12はゴムボートに空気を入れるポンプであり、実は私も同じポンプを所有しているので中が見たいという本音もある。

まず、このポンプの機能としてブロアーモードとコンプレッサーモードの二つの動作をする。 空気を入れる際、最初はブロアーで効率的に空気を送り込み、ある程度溜まったところでコンプレッサーが働き出して所定の空気圧まで押し込むのだ。

そこでまず症状を確認をする。ワニ口クリップで12Vのバッテリに接続してスタートボタンを押すと、ブロアーは動作せずにいきなりコンプレッサーが動き出した。 全く動作しないと聞いていたがコンプレッサーだけは動作する様だ。

BRAVO BST12

これがBRAVO BST12の外観である。

何はともあれ中身を見てみよう。フタを空けると下の写真の様になっていた。
左下のモーターはコンプレッサ用。右の黒くて丸いものはブロアーで、ブロアー用のモーターはこの方向からは見えていない。
左側の赤いダイヤルは圧力設定ダイヤルで、黄色いパーツが圧力センサーの様だ。

Inside BST12

フタをあけるとこの通り。

ブロアーを取り外すと下の様になっており、二つに分割した上側部分の裏にモーターが少し見えている。 なお下側部分の空気の出口に小さなフラップ(白いパーツ)があり、これで空気の流れを検出して表側のマイクロスイッチ(上の写真に見えている)を押す仕組みになっている。

ブロア

ブロアーを取り外した。

ここから想像するに、次の仕組みになっていると思われる。

  1. 電源スイッチを入れると、まずブロアーが動作する(瞬間的にはコンプレッサーも動作し、直ぐに停止している様にも思える)。
  2. するとフラップが動作してマイクロスイッチを押し、風が流れている事を電気回路に伝える。
  3. ボートに空気が溜まってくると流量が減ってフラップが閉じる。これをマイクロスイッチが検出してブロアのモータを止め、代わってコンプレッサーが動き始める。
  4. ボート内の圧力が設定値に達すると圧力センサーが検出してすべての動作が停止する。

・・・この続きは後日。

 

日本橋で買い物

ゴールデンウィークに帰省したついでに日本橋で買い物をした。

nipponbashi

今回購入した品々

今回の目玉はシリコンハウス共立で見つけた3Dプリントペン。 本家3Doodlerではなく、怪しい中国製だが箱にはKYOHRITSUの文字が。。。
値段は¥12960。結構するが、3Dプリントの失敗部分を修正するのに前から欲しかったので購入した。
中身はこの通り。付属のフィラメントの色はランダムに入っているとの事で、私のには白と黒が入っていた。 本体はABSとPLAの1.75mmが使える事になっているが、付属フィラメントがABSなのかPLAなのかは書いてない。触った感触はABSだ。

3DPrintPen

箱の中身。
紙切れ1枚の取説がついているが、所々が中国漢字のままである。

早速、動作させてみた。

3DPrintPen動作

3Dプリントペンを動作させてみた。

 

その他としてはSTM32 discoveryを衝動買いした。特に目的は無いのだが、気になったので。

STM Discovery

STM32 Discovery ¥1491

タック練習機

息子がヨットを習っている話を以前にも書いた。しかし未だにヘナチョコなので何とかせねばと思い、タック練習機を作ってみた。

ヨット(OP)

ヨットに関わりのない方にはタックって何じゃらほい?・・だと思うので少し説明すると、ヨットは風の力で走るので風上に向かって真っ直ぐには進めない。しかし風上に対し45度程度なら進めるので、これを右左に繰り返しながらジグザグに風上に進んでいくのだ。そして右⇔左を切替える操作がタックである。
この時、セールが出る向きが右⇔左と入れ替り、乗っている人間は逆に左⇔右と入れ替る。レースともなるとこのタックの上手い下手が大きな違いとなって現れるのだ。

ゴールデンウィークの何日かを費やして作成したのがこれ。

タック練習機全貌

タック練習機全貌。ラダー(かじ)も付けた。

ベースは合板。ガンネル(座る部分)は2×4材。その他諸々、あり合わせの材料で作成。

ガンネル

ガンネル。つまりは船べり(の代わり)。
操船するとき、ここに座る。そしてタックするときは左右にあるガンネルを乗り移る。

シート

シート。
本来はこのロープの引っ張り加減でセールの角度を調整する。
この練習機ではゴムひもを引っ張る。

エクステンション

ラダー(舵棒)とエクステンションのつなぎ目にはグルースティックを利用。
以前から実物のこの部分はグルースティックにそっくりだと思っていた。
なお、エクステンション部分はマリーナに漂着していた竹である。

そして、使わないときは畳んで保管できるのだ。

畳んだところ

畳んだところ。
それでも結構邪魔になる・・・

おまけとして、引っくり返せばテーブルとしても使える事を後から発見。

テーブル

テーブル?
ただし真ん中付近に力をかけるとしなって「ボヨンボヨン」になる。