50MHzダイポール

先日からIC-501の修理など、久々に無線機をいじっているのだがまともなアンテナを上げていなかったので、まずは50MHzのダイポールアンテナを作ってみた。
今はMMANAなる便利なシミュレータがある様なので、これでマッチングセクションを計算した。
ホームセンターのアルミパイプでエレメントを作成し、ガンママッチのトリマーコンデンサーはタッパーに収納した。
ベランダの手すりにくくりつけただけなので今のところ屋根より低い。

50MYHz DP

50MHzダイポール
屋根より低いが、やっぱり銀色のアンテナはええなー。

50MHz DP2

マッチングセクション

スタブ位置の調整だけでSWRが1.1に収まったのでトリマーコンデンサーは回していないが、これでいいのだろうか?

FT-708のバッテリー

先日から古い無線機の修理にハマっており、TS-520DIC-501に続きFT-708にも電源を入れてみた。
この機械は大昔に貯金をはたいて新品で買ったものなので回路図はある。

FT-708

八重洲無線の430MHz FM機 FT-708。 横に置いているのはバッテリー

今回は特に故障はしておらず、すんなりと立ち上がった。
しかしバッテリーは充電不能である。30年くらい経過しているので当然といえば当然。
このバッテリーは10.8V仕様でNi-Cd×9本直列である。単三サイズより一回り太くて短いセルが入っている様で、この外形に単三×9本は納まらない。3セルのリポを使う事も考えたが、過放電防止回路を極力未使用時にリークさせない様に作るのが難しい。(本体の電源SWを通った後に回路を入れられればいいんだけど、これも狭くて難しそうなので・・・)
そこで単四サイズのNi-MHをジグザグに並べてみると何とかこのサイズに納まりそうである。

まずはAutodesk123dで電池ボックスを描いてみた。

電池ボックス

Autodeskで描いた電池ボックス

電極はこういうのをホームセンターで買ってきた。このままだと隣とショートするので不要な部分はニッパーで切り落とした。

電池ボックスの電極

電池ボックスの電極
TAKACHI製 IT-4WPとIT-4WM

電極が納まる溝をBOX側に設けてはあるが、3Dプリントしたら埋まってしまう可能性大。
でもとりあえずプリントしてみた。

プリント開始

プリント開始
3Dプリンタ2号機はまだ完成していないので
相変わらずPrusaMendelである。

案の定、溝は埋まっている。しかもカッターナイフで溝を掘り直そうとするとパキパキと折れてしまった。だがこれも想定内。 電極を一旦両面テープで張り付け、3Dペンで周囲に樹脂を盛り、更に熱したマイナスドライバーで押しつぶして固定した。

完成図

完成図。

動作確認のため、あり合わせの単四Ni-MHを9本かき集めて電池BOXににセットした。
容量の違うバッテリーを混ぜるのはよろしくないが、とりあえずこれで動作させてみる。

バッテリー挿入

バッテリー挿入!

そしてリグに装着!

そしてリグに装着!

電源を入れると問題なく動作を開始した。 FT-708復活!
オリジナルのバッテリーは470mA/hなので大幅に容量がアップしたはず。

ところでこのFT-708は後に発売されたFT-708Rと違ってリピータには非対応だった。そこで当時88.5Hzのトーン発振器を組みこんだのだが送信音声に乗せる部分が上手くできていなかった。

88.5Hzエンコーダ

88.5Hzのトーンエンコーダ。
秋月電子かどこかのキットだったような気がする。

SHIFT設定のロータリースイッチには秘密のポジションを増設してあり、このポジションにするとトーンエンコーダがONになるのだ。ここまでは昔やっていた。

ロータリスイッチ

ロータリスイッチの秘密のポジション

問題は88.5Hzのトーンをどこから入れるかである。
回路図によるとマイクアンプと変調器の間に「TONE SQ IN」という端子があるが、当時は基板上での端子位置が確信を持てずに接続しなかった記憶がある。
今回は目ぼしい端子をオシロスコープで見ながら送信してみた。すると確かにマイクからの信号が載っていたのでここに接続することにした。
結果は当たりで、近所のリピータへのアクセスができる様になった。

これで完了とするのだが・・・この古くて重いハンディー機を本当に使うのか??

 

IC-501の修理

TS-520Dに続いてIC-501も電源を入れてみたら微かなノイズが聞こえるだけで受信が全く出来なかった。

IC-501

ICOMの50MHz機IC-501
照明が綺麗なのだ。

この機械も随分前に中古で入手し、回路図も取説もない。ネット上で探したところ取説だけはICOMのサイトからダウンロードできたので、とりあえず取説記載のブロック図を参考にいじくってみる。

まずディップメータを50MHz付近で発振させてみたが全く受信していない。
しかしAF回路への入力を手で触るとノイズが出るのでAFは生きているのだろう。
そこで中間周波数の14MHz付近をディップメータで発振させながら近づけたが受信できていない。・・・って事はプロダクト検波がだめなのか?ミキサーのところまで14MHzのキャリアは来ているが・・・。 そこでモードをAMにしてみたがこちらも受信していない。

IF基板の写真・・・

IF~復調基板

IF基板。
こんな感じだが回路図がない。
どうやら写真の下の方が受信用IF増幅から復調ICらしい。

基板の裏面からも写真を撮り、パソコン上で上下を反転表示して表面と見比べながら回路を調べていった。

IF~復調基板の裏面

IF~復調基板の裏面
画面上で反転させ、表面と見比べた。

写真から回路をたどって行きIF信号の位置がわかったのでディップメーターのプローブから直接14MHzを入れてみたら微かに受信している。 これを何度かやっていると、あるとき突然強力に受信できる様になった。 ノイズもそれっぽく出ているのでアンテナを繋いだら普通に受信できている。
なんだ?突然直った? と思って暫く動作させていたら再び受信不能になった。
不安定である。受信しながら基板のアチコチを突っついてみると、あるところを押さえると受信できたり出来なかったりする場所があった。 念の為コネクタを磨いても変化がないので接点の問題ではなく、半田の不良(クラックかなにか?)が怪しい。 ルーペで見てもこれという箇所は見当たらなかったので関係しそうな箇所をコテで一通り暖めなおしたところ安定に受信できる様になった。
送信出力は問題なさそうである。
本当はコイルの調整とかすればいいのだろうけど、取説にも調整方法は載っていないので無理にいじるのはよそう。

先日からFT-690mkⅡでワッチしても全く交信しているところが聞こえてこなかったのに、直ったばかりのIC-501で受信していたらいきなりBM6ナントカ局のCWが入感した。Eスポだろうか?
なおFT-690mkⅡと比べてIC-501の聞こえ方は特に遜色なさそうである。