ヨットレースのスタート練習用タイマー

ヨットレースのスタート練習用タイマーを作ってみました。
ヨットのレースはまずスタート5分前に旗が上がり、それから色々と手順を踏んで5分後にスタートとなります。この5分の間に選手は色々な準備を行います。
たとえば陸上の競技と違ってスタートラインに線を引く訳にはいかないので海上のブイとコミッティボートの間の直線がスタートラインとなるのですが、自分がはみ出しているかどうかが判りにくいので一旦ライン上に船を止め、ブイの向こうに見える景色を確認しておきます。そうするとスタートの瞬間にブイと向こうの景色を見る事で自分がラインを超えているかいないかが一目でわかるわけです。
また風の方向や海面の状況をチェックし、どのあたりを走っていくと有利かを予想します。 さらにスタート直前になるとラインの手前に多くの船が集まり混雑する中で有利と思われる場所に船を停止させる必要があります(
船は同じ場所に留まるのが難しいのです)。

RaceStart

スタート前


で、日ごろからスタート練習をやる訳です。
その際、ゴムボート上の先生や関係者が時計を睨みながら5分前とか1分前とか叫んだり、スタートの瞬間にホイッスルを鳴らしたりします。しかし5分間ずっと時計を睨んでいるのは結構苦痛ですし、ホイッスルを鳴らし忘れたりしもします。

そこでこのタイマーです。
スタートボタンを押すと「スタート5分前の5秒前」からカウントダウンし、1秒毎に発信音が鳴ります。そして5分前には長音1回+単音5回で5分前である事を知らせます。
その後、10秒置きに単音1回。また4分前には 長音1回+単音4回、3分前には長音1回+単音3回といった風にカウントダウンしていき、スタート10秒前からは1秒毎に発信音が鳴ります。
また5分スタートの他、4分、3分でのスタート練習にも切り替えられます。

製作

今回はArduinoを使用しました。
プログラムはArduinoUNO上でデバッグし、生のATmega328Pに書き込みます。

Arduionoブートローダ書き込み。

まずFT232RLでArduinoブートローダを書き込み、その後ArduinoUNOに挿してスケッチをダウンロードします。

 

そしてプリント基板を切削。

ヨットスタート練習タイマー基板

切削中。

 

ケースはポリプロピレンのタッパーです。
初めてレーザーでポリプロピレンを切ったので加減が分からず、スピーカー側は十分切れていなかったため後から手で切り抜く羽目に。

ヨット練習タイマー4

十分に切れていませんでした。
結局手作業で切り抜き中。

ヨット練習タイマー5

こちら側はパワーを上げたのでバッチリ切れています。というか少し強すぎたかも。

 

液晶は以前カホパーツセンターのジャンク市で買ったものです(既に3年も経っていました)。
液晶の前面にはクリアーのプラバンを張り、押しボタンの前には厚手のビニールを張って防水しました。
スピーカーを鳴らすアンプには秋月電子で購入したPAM8012モジュールを使いました。D級なので2W出せるのに小さいです。

ヨットスタート練習タイマー

モバイルバッテリーで電源供給。

ヨット練習タイマー2

こちら側はスピーカー。海上でも聞こえる様に3Wクラスです(アンプからは1Wしか入っていませんが)。
ケースとの間にビニールを貼って防水処理しました。

 

回路図

ヨットレース練習用タイマー回路図

クリックすると拡大します。

Arduinoスケッチ

 

まだ実際にスタート練習で使っていません。今度試してみます。

アメリカズカップ

福岡でヨットレースのアメリカズカップが開催されました。アジア初開催との事です。
熊本は先日の震災による被災地という事で、福岡市の国際スポーツ大会様/大会組織委員会様のご厚意により熊本ジュニアヨットクラブを観戦にご招待いただきましたので、11月19日(土)に大喜びで見に行ってきました。

会場に向かう川沿いの道から。見えてきました。かっこええです。期待が高まります。

AC2016_1

橋の向こうにAC艇が見えてきます。
「おおおっ!」

 

開始前にRedBullエアレースでおなじみの室屋氏によるアクロバット飛行が実施されました。
これだけでも来た甲斐があります。

かっこええです。
今度ラジコンで真似してみようと秘かに思ったのでした。

レースが始まりました。
アメリカズカップの艇は水中翼があり、スピードが出るとと船体が海面から浮き上がる「フォイリング」という状態になります。この日はあまり強い風ではありませんでしたが、それでも時々フォイリングするシーンが見られました。
コースは思っていたよりも狭く、OP級のコースよりも狭く見えました。そんなコースをカッとび艇が走るものですから1レースが20分程で終わります。 この日は3レースが行われましたがあっという間でした。

AC2016_3

こんなのが走っています。

第二レースはソフトバンクチームがトップでゴールして盛り上がりました。
この先も是非頑張ってほしいものです。

ご招待いただいた福岡市国際スポーツ大会様/大会組織委員会様、大変ありがとうございました。みんな大喜びでした。

ぽんさんのレーザー加工機

先日ハンズマンのガラクタ市に行った話を投稿したところ、ぽんさんから書き込みを頂きました。 この記事でお互いの家が近い事が分かったとの事で、メールで連絡を取り合ったところ車で20分程度の距離であると判りました。
ぼんさんもレーザー加工機を作ってられるそうです(今のところネットでは公開されていないそうですが)。
今まで近くには同様の事をする人がいないと思っていましたが、こんなに近くにおられたとは・・・。
で、早速ぼんさん宅にお邪魔してレーザー加工機を見せていただきました。
未完成と聞いていましたが殆ど完成に近い状態です。あとはGrblからのコントロールを残すのみの様です。

さっそくぽんさんのレーザー加工機を拝見。 

一見、どこにあるのかわかりませんでした。木製の蓋にする事で加工機の上も有効活用できる様にとの事です。

BONSAN Laser1

家具調のレーザー加工機です。
机の様に見えます。

 

蓋を開けるとこの通り。レーザー管も電源も箱の中に納まっています。

bansan Laser2

ふたを開けるとレーザー加工機になっていました。

 

冷却水のタンクです。ウチの様にポリタンクではありません。
お子様が小さいので外部の低い位置には配管等を置くことを避けたそうです。
PC用の水冷装置を流用しています。

BonsanLaser3

冷却水は不凍液を使われています。
緑色なのでどこに水が通っているか一目瞭然です。

 

冷却水はラジエターで冷やす構造です。これにより小容量のタンクでも温度上昇を防ぎます。

Bonsan Laser4

ラジエター

 

レンズ、ノズルは市販品を使われています。レンズの高さを調整できる構造になっていて焦点距離を合わせる事ができます。
ほいほい堂の加工機はレンズが固定な上に、ベース上下機構もないので金網の下に敷く薄板の枚数で高さを調整していますが、こちらの構造だと焦点調整がやりやすそうです。
このパーツが欲しくなりました。

Bonsan Laser5

Xキャリッジ。

 

3Dプリンタもこの様に箱に収まっています。

Bonsan 3Dprinter

3Dプリンタ。
箱に収めるとスッキリします。

 

その後、ぽんさんには ほいほい堂の工作室にも来ていただきました。
半日でお互いの家を訪問できてしまいました。近いという事は素晴らしいです。

BONSAN

ぼんさんと記念撮影。

自宅が近いので簡単に行き来できますし、是非今後ともよろしくお願いいたします。
(お土産に頂いたアクリル板とLEDテープ、ありがとうございました)

※2016-12-12追記
当初「ぼんさん」と記載していましたが正しくは「ぽんさん」でした(BONSAN→PONSAN)。
大変失礼いたしました。 >ぽんさん