たのまれもの

私の姉は神戸で教師をしています。その学校には今まで紙コップの自動販売機があったのを、今後はペットボトルの自販機に変更するのだそうです。このため空になったペットボトルを洗って回収する為の回収箱を設置するのですが、そこに一工夫を加えてペットボトルを入れると何か喋る仕掛けにしたいという相談を受けました。 きちんと洗って回収した生徒に対し「ご協力ありがとうございます」っぽい事を喋るのだそうです。

普段は自分の好き勝手な工作をしていますが、たまには人様の役に立つ物も作ろうと思って引き受けました。

喋る内容は現地で適当に録音し、状況によって違う事を喋らせる様な複雑な処理までは考えなくて良いので正月休みに帰省した際、日本橋のシリコンハウス共立でこんな録音再生ボード を買ってきました。

共立プロダクツの録音再生ボード

しかしその後で実家で姉と会った時、既に通販で発注していたのが届いたといって写真のボードを持ってきました(しかも3つ)
ペットボトル回収箱は2台設置するので多めに買ったという事です。

マイコンキットドットコムの 録音再生ボード
これが3枚も購入済だった。

どちらのボードも機能はほぼ同じで、録音ボタンを押しながらマイクに向かって最大10秒までの音を吹き込んでおき、再生ボタンを押すと再生されるという物。2セット作るのなら既に3枚あるマイコンキットドットコムの基板の方を使いたいと思います。
そこで早速音声基板を動作させてみたところ、録音再生機能は問題なく動作しますが音量が小さくて学校の中では聞き取れないと思われ、外部にアンプを付ける必要がありそうです。

その後実家ではペットボトルを投入した事をどうやって検出するか、また製作したセット一式をどの様に設置するか等を話し合い、帰省から戻ってきて早速作業を開始です。
まず以前ヨットのスタート練習タイマーを作った時、海上では音量不足なので取り外したD級アンプボードが残してあり、これを付けてみます。ところがこのボードがウンともスンとも言いません。正常な状態で取り外したはずなのですが・・・壊れたのかも。

クリックすると秋月電子のページに飛びます。

仕方ないので秋月電子に別のパワーアンプ基板を発注しました。


クリックすると秋月電子のページに飛びます。

なんで前のと違う基板なのかというと、こっちにはスタンバイ端子が付いているのです。ペットボトル回収箱を喋らせる為にコンセントから電源をとるのも色々と気を遣うのでなるべく電池で動作させたく、喋っていない時は電池の消耗を抑える為スタンバイ状態にしたいのです。

ペットボトル投入の検出はフォトインタラプト方式とかリードスイッチを上手く使えないかとか考えたのですが、電池で動作させる事を考えてシンプルにマイクロスイッチでやってみる事にします。マイクロスイッチのアームをピアノ線で延長し、ペットボトルが当たるとONになるという目論みです。実際のところ回収箱本体が手元になく、これで上手く検出できるかはやってみないとわかりません。
また基板等の取付けも同様で、本体が無く回収箱の簡単な説明資料を基に想像で作るしかありません。

電気的な部分はこんな回路にしようと思います。
SN74HC00でR-Sフリップフロップを構成し、スイッチが入ると再生を開始すると共にD級アンプを動作状態にします。そして再生終了信号が出るとフリップフロップをリセットしてアンプをスタンバイ状態に戻します。スタンバイ時の電流値は手持ちの3.1桁マルチメーターだと測定限界以下(100nA以下)なので、たぶん電池でもそれなりに持つでしょう。
なお音声基板が出す再生終了信号はパルス一発だけなので、万一検出を失敗した場合に備えて数十秒のタイマーでもリセットがかかる様にしています。

ところで共立プロダクツ製の取説には再生終了信号の記載がありますが、マイコンキットドットコムの取説には記載がありません。しかしどうやら写真の青色線を繋いでいるパッドがこれに相当する様です。

ではいつもの様にCNCで基板を削って・・・

こんな感じに仕上がりました。

そして全体像

ペットボトル投入口が二つあるのでマイクロスイッチも2個付けています。

回収箱への取り付けは図の様に考えていますが、これまた実際の回収箱を見ていないので何とも言えず、姉には実物を前に何とかしてもらおうと思います。

たのまれもの” への1件のコメント

  1. ピンバック: しゃべるペットボトル回収箱2台目 | ほいほい堂blog

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