わが家の玄関にはビデオタイプのインターホンが付いており、来客があるとリビングの親機でチャイムが鳴ります。
しかし工作部屋に籠って作業をしているとリビングでチャイムが鳴っても気づかない時があります。
これがAliexpressから待ち望んだ品の到着だったりすると、とっても悔しい思いをします。また巷で話題になっている再配送の増加にも繋がるので何とかしなければなりません。
そこでインターホンの取説を見ていると、親機に「A接点出力」なる端子がある事に気づきました。これはチャイムが鳴る時に30秒間ONになる接点との事で、恐らくリレーやスイッチでいう「A接点」と同じ意味だと思います。
試しにマルチメータで抵抗値を計りながら玄関ボタンを押してみると確かにその様な動作をしており、ここから何らかの方法で工作部屋まで伝えれば問題が解決しそうです。
そしてわが家のガラクタ箱にこんなのがあります。以前実家で使っていたワイヤレスの玄関チャイム。リフォームして不要になったのをもらっておきました。右側の小さい方が送信機、左の大きい方が受信機で、送信機の緑のボタンを押すと受信機のチャイムが鳴ります。
この緑ボタンの代りに先程の「A接点出力」を接続すれば工作部屋まで来客を知らせる事が出来る筈です。
という事で早速送信機を開けてみます。
更に開けていくと基板が出てきました。バネみたいなのはヘリカルホイップアンテナだと思われます。また各所にシリコーンのパッキンが入っているのは玄関に取付ける為の防水対策でしょう。
緑ボタンを外すとタクトスイッチが出てきました。ここにインターホン親機のA接点を接続すれば良いはず。
こんな感じでリード線を接続。ケースに穴をあけて引き出しました。
緑ボタンを載せます。リードにパッキンが当たるのでパッキンの一部を切り取りました。今後は室内で使うので防水性が落ちるのは問題ありません。
テレビドアホン親機に接続します。
完成!
これでバッチリ。玄関でボタンを押すとリビングと共に工作部屋でもチャイムが鳴るようになりました。
取説に「最小適用負荷:DC5V/1mA」と書かれているのに対し送信機のタクトスイッチには3Vしか加わっていないのが少し気になっていましたが特に問題なく動作しています。