3Dプリンタ2号機~その8~

やっぱり二代目3Dプリンターにラズパイを取付けました。
初代RaspberryPiのModelBです。

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Raspberry Piをねじ止め。

ラズパイにモニターやキーボードは取付けていませんが、Xwindowの画面をメインPCに飛ばしPronterfaceを実行できます。
又はTeratermでログインしてPronsoleを使う事も。。。

フロントパネルにはラズパイ専用の電源スイッチとシャットダウンボタンを設置したのでLCDコントローラだけで動作させる場合にはラズパイ電源はOFFにできます。

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手持ちのスイッチを取付け。

なお特に対策をしなければラズパイ専用電源をOFFにしてもArduinoからの電圧でラズパイのLEDが点いてしまいます。正常動作する程の力はない様ですがArduino側のレギュレータに負荷が掛かりそうです。気持ち悪いのでUSBコネクタの+5V端子にカプトンテープを貼って絶縁するという、いい加減な対策をしました。

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USBコネクタの+5V端子を絶縁。

 

これで3Dプリンタ2号機は一旦完成とします(多分まだ何かやりますが)。

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3Dプリンタ2号機~その6~

前回の投稿では1層目の貼り付きが悪いと言って一生懸命Z軸のレベル調整を行なった挙句、結局はプリントベッドをアルコールで拭いたら改善したというオチでした。その後も貼り付き性には問題なく、ネットで調べたらアルコール拭きは常識みたいですね。勉強不足でした。

コントロールPCのラズパイ化検討

3Dプリンタ1号機ではこの時設定したUbuntuマシンをまだ使っていました。たしかCPUはPentium4だったかな?
2号機もコイツで動かしてもいいのですが、レーザー加工機の制御PCも兼ねているので両方同時に使えないんですよね。また先日はボタン電池が切れて交換したし、そろそろいつ止まっても不思議ではない状態です。
他に使えるPCもないのでわが家に何個かあるラズパイで試してみようと思います。

Raspberry Pi1 ModelB

ラズパイの中では最も古いModelBです(+でも2でも、もちろん3でもないヤツ)。動作速度がどうかなーと思いますが、まずは試してみます。

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Raspberry Pi1 ModelB

Pronterfaceをインストール

Pronterfaceをインストールするのですが、まずはその前に今このRaspberry Piに入っているOSはいつのだか判らないので最新版のRaspbian(STREATCHと言うそうです)を入れ直しました。
その後・・・
’sudo apt-get install printrun’ で何事もなくインストール完了。

実行すると見慣れた画面が立ち上がります。
そしてプリンターと繋いで実行すると・・・なんかやっぱり遅いです。モデルの表示を2Dにしても操作した後10秒ぐらいしてからやっと反応する感じ。3D表示だと固まったかと思います。これはちょっと使えるレベルではありません。

pronsole

pronterfaceと一緒にpronsoleというのもインストールされています。こちらはコマンドラインでプリンターを操作できるものなので、メインPCからSSHでログインして操作可能です。 これだとGコードのロード時以外は遅さを感じないので、これもアリかと思います。

Raspberry Pi 2

Pi1だと遅いのですが、ならばRaspberry Pi2ではどうなのか試してみます。 このラスパイ、流行りに乗ってAIY VOICE KITに使ったのでこんな箱に入ったままです(AIY VOICE KITは Raspberry PI3を使うものとされていますが、わが家にPi3はないので2で試したところ、それなりに動いていました)。

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Raspberry Pi2(AIY VOICE KITに収納)

OSはAIY projectのイメージをSDに焼いたもの(ベースはRaspbian Jessie)が入っているのでこのまま使います。
ここでも上と同様にapt-getでインストールを試みたのですが、printurnが見つからないと言ってきます(apt-getの使い方を良くわかっていないだけかもしれません)。そこでGithubからソースを取ってきました。
実行してみると3D表示はやはり遅くてダメですが2Dなら問題なく使えるレベルです。

それぞれのレビジョン確認

ここでPi1とPi2で微妙に画面表示が異なるのが気になり、レビジョンを確認したところ・・・

Pi1   :2015.03.10
Pi2   :1.6.0

なんかレビジョン番号の付け方から異なっていて、どっちが新しいのか分かりません(当然GitHubから取ってきた1.6.0が最新だとは思いますが)。

もう一度Pi1に戻って最新版Pronterfaceをインストール

そこで再びPi1に戻って1.6.0をインストールしてみました。すると結構速度は改善されている様です。当然Pi2には負けますがなんとか使えるレベルだと思います。

(ここら辺の「使えるレベル」とか「遅い」とかは全て私の主観です。念の為。)

・・・という事で

Pi1で行こうかと考えながらも、ラズパイがつながるモニターはメインPCのしか持ってないんですよね。結局、RAMPSに液晶ディスプレイとSDカードを付ければそれでもいいかなとも思って揺れています。

RepRapのSenderって・・・

ところでPronterface等のSenderソフトって何をやっているんでしょう?想像では単にファイルからGコードを読んでArduionoに向けてシリアル送信するだけで、いくら古いラズパイだからってそんなに重い処理ではない様な気がします。実際Teratermでプリンターに接続し、’G0X10Y10F300’とか打ち込んでやるとその通りに動作します(エコーバックがないのでローカルエコーをONにし、改行コードを’LF’にしておく必要あり)。

Senderの動作としてとりあえず次のあたりが疑問です。

  • ロードとはどこにロードするのか?
    RAM上?
  • プリント中のフロー制御。
    プリンターの動作にどうやって同期しているのか?Arduinoとの接続では恐らくハードウェアフロー制御はできないと思っているので、Xon/Xoffなのか、または別の方法なのか?

という事でpronsoleのソースを眺めています(Pythonの経験値が低いので苦労しながら)。わかったら報告します。