船のラジコンおもちゃ修理

はじめに

息子がフリマで船のラジコンを500円で買った。
未開封の品だったので、まず壊れていることもなかろうと安心していた。 本人はこういうのが前から欲しかったらしく、風呂場で遊ぶ気満々である。
ルンルン気分(懐かしい表現)で持ち帰り充電を開始。

少し充電したところで電源を入れてみると、送信機の操作通り左右のプロペラが 回転していたので満足して続きの充電を行った。

暫くして充電がまだ完了していない事に気づき、触ってみるとえらく熱くなっている。 不安になり電源を入れてみると、一瞬動くそぶりを見せた後停止してしまった。 その後は何度か充電してみてもどうしても動作しない。

CORSAIRという名前が書いてあるので検索してみたら、それらしきメーカが判った。 当然の如く某大国製であり、送り返しても送料の方が高くなるのは必至である。

ばらす

こうなったらダメもとでバラすしかない。
船の甲板部分が接着剤で繋ぎ止めてある様なのでカッターで少しずつ切り込みを入れた。 プラスチックを割ってしまうとどうしようもないので少しずつ慎重に。。。
1時間ぐらい掛けて何とか開いたのが下の写真である。

原因をしらべる

充電器から船に差込むためのプラグを調べると、中心電極が+、外周電極が−である。

このプラグを船側で受けるジャックは中心電極が黒、外周電極が赤に接続されている。 このあたりがとても怪しい・・・・。

ジャックからの配線を辿っていくとバッテリに接続されている。バッテリの配線色を みてもやはり+/-が逆にしか見えない。バッテリの電圧を測ると赤側が-0.5V程度を示していた。
こうなると少し勇気がいるが外部から+/-を入替えた電圧を供給してみた。この状態で電源を 入れると正常に動作したではないか!!。

しかし、いくらなんでもそんな事があるか????。+/-逆接続で出荷してた?

振り返って考えるとつじつまが合う。新品を開封した時点でもバッテリーには幾らかの 電荷が残っていたのだろう。そこへ少しだけ充電した時点ではまだ電源を入れると動作 するだけのパワーがあったのだと思う。その後タップリ充電(のつもりが放電)した為、 まったくバッテリーは放電し尽くして(というより逆方向に充電して)動かなくなって しまったと。。。

とりあえずバッテリーも内部回路も何とか生きている様だ。バッテリは多少ダメージ があるかもしれない。

修理

ジャックの配線を入替えた。

充電してみる。その後正常動作を確認

甲板部分をかぶせてシリコン充填剤で接着した。

という事で修理は完了した。息子は風呂場で少し遊んだが、すぐに飽きたようである。。。


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