OpenStickはジョイスティックのコントローラを簡単に作る事ができるツールです。
OpenStickの詳細については
説明ページをご覧ください。
本ドキュメントはOpenStickの基板キットを組み立てる為の説明書です。
なお正式なUSBデバイスはベンダーIDをUSBインプリメンターズフォーラムから取得すべきものですが ほいほい堂本舗では実験的使用として適当なIDで使っています(取得するには$5000くらい必要だそうです)。勿論正式なIDを取得すれば、それをOpenStickに書込む事が出来ます。もし製品を販売される場合は正式IDを取得してください。
図に従って部品を取り付けていきます。
IN1,2,3,4,5のプルアップ抵抗は必要に応じて取り付けます。これらの端子をボタンやハットスイッチとして使う場合にはプルアップが必要ですが、アナログ入力として使うには不要です。 端子を使用しない場合は取付ける方が動作が安定します。
タクトスイッチについて
タクトスイッチは5ピンタイプが入っている場合があります。この場合は不要なピンを切取ってください。
USBコネクタについて
USBコネクタを用いる代りに直接USBケーブルを接続する事もできます(普通のジョイスティックはそうなっていますよね)。この場合、次の図の様に配線してください。

※上から見たところ
USB Mini-Bコネクタを取り付けるパターンを裏面に設けてあります(Mini-Bコネクタはキットには同梱していません)。
完成すると次の様になります。
※22pFのコンデンサは写真とは色が違う可能性があります。
※タクトスイッチの色は写真と異なる可能性があります。
※写真ではIN1〜5のプルアップ抵抗は実装していません。
キット内のマイコンにはブートローダ、OpenStickファームウェア、サンプルコンフィグレーションが既に書き込まれていますので、そのままPCに接続すると下記の様なジョイスティックとして認識されます(Windows7の例です)。
注意:サンプルコンフィグレーションはVid=FFFF、Pid=0003として認識されます。これは正式なベンダーID、プロダクトIDではありません。これが気になる場合は初めてPCに装着する際にMODEボタンを押しながら挿入してください(書き込みモードとして起動しジョイスティックとしては認識されません)。
コンフィグレーションソフトのOpenStickConfigを使って新たなコンフィグレーションを書き込むことができます。詳細は
OpenStick説明ページをご覧ください。
その際、ブートローダやファームウェアは既に書込済みですので説明ページに書かれているファイル全てをダウンロードする必要はありません。必要となるのはOpenStickConfig、UBW用inf(ドライバ)、MybootOSの3点です。