3Dプリンタ2号機製作の続きです。
Z軸を上に引っ張ると抜けてしまう構造だった件はこの写真の様にMDFボードを上下からベアリングで挟みストッパーで固定する方式にしました。多分これで大丈夫。
調整で苦労したのはエクストルーダからの吐出量が安定しない(なんだか少ない)点です。最初こんなエクストルーダを使っていました。
そこで1号機で使っていたMakerGear製エクストルーダに交換しようとしたらパーツが割れていました。つい先日まで1号機で働いていたのですが。
仕方ないので2号機で補修パーツをプリントして取付けます。
このエクストルーダは実績があり音も静かです。しかし吐出量が少ないのは変化ありません。プリントしたエクストルーダが原因では無かった様ですが静かなのでこのままこっちを使います。
改めて、エクストルーダの送り量を再測定してみると・・・
無負荷では指定通りの長さが出ていくのですが、温めたノズルから吐き出しながらだと1割くらい少ない量しか出ません。そこで送りギヤの締め付けネジを強くしたらだいぶマシになった(でもまだちょっと少ない)のですが、この状態でプリントしていると途中でエクストルーダのモーターがゴトゴトという音をたてて脱調し始めました。フィラメントを引き抜いてみると送りギヤで傷付けた部分がテフロンチューブ内で抵抗になり、手で出し入れしても明らかに滑りが悪くなっています。仕方ないので締め付けネジを少し緩め、脱調はせずに送り量もまあまあなギリギリのところに調整しています。結局これでも吐出量が少な目なのでスライサー(curaです)側で少し多めに出す設定にしました。
今回の2号機のエクストルーダは’Bowdenタイプ’にしています。ホットエンドとコールドエンドを分離してテフロンチューブでつないでいるので、X-Y動作時にエクストルーダのモーターを一緒に振り回さなくて済む(なので動作が軽い)のと、将来的に複数のエクストルーダを付けるためヘッド周りのスペースを空けておけるというメリットがありあります。しかしチューブで間を繋いで精度的に大丈夫かという不安がありましたが、やっぱりこのあたりが難しいのかもしれません。
次に前回プリントベッドのガラスにヒビを入れてしまったのでガラスを交換します。いつだったか複合プリンタをバラしたときに取っておいたスキャンベッドのガラスを使います。ガラスを切るのは初めてですが過去に家のタイル補修時に買ったタイル切りがあるのでこれでガラスを切ってみます。
適当なゴム板があったので滑らない様に定規との間に挟み、タイルカッターで傷を入れます。Youtubeで見た動画だと「キー」という高い音と共に傷が入っていましたが「ゴリゴリ」という音しかしません。腕の違いなのかカッターの違いなのか。でも何とか傷は入った様です。
そして恐る恐る力を入れると・・・
もう一辺も切る必要があります。同様にやっていくと・・・
仕方ないのでダイヤモンドヤスリと回転ツールで削って真っ直ぐにしていきます。
まだデコボコしていますが、手を切らない様にエッジは丸めておいたので実用上の問題は無いと思います。
カプトンテープを貼って取付けました。今度は割らない様に注意します。
お久しぶりです。
3Dプリンタ編、いつも楽しみに拝見させて頂いています。
さて、エクストルーダとヘッドの分離、やっぱり大変ですねー。
私も検討したんですが、エクストルーダとヘッドの間でフィラメントが縮む(たわむ?)と、排出量が不安定になったり、タレたりする可能性から、先送りしました。
あと、ガラスですが、私も割れましたよ。(笑)
ただ原因はヒートベッドによる度重なる熱疲労?でした。
まあ、ABSばかり出力してますから、熱収縮とか非耐熱ガラスには酷だったのですねー。
なので耐熱ガラスに交換しました。高価ですが耐熱性だけじゃなく強度も向上しますので安心です。
ご無沙汰しております。
ボーデン型、懸念通り精度がイマイチなのですが、世の中では結構使われているみたいですよね。皆さんどうなんでしょうね?
今回のプリンタはヘッド部分がこれ前提に作ってしまったのでこのまま調整して行こうと思います。
ガラスは私も3枚目です。1枚目はガラス屋さんからタダで頂いたのに初日にヒビを入れてしまい、翌日2枚をまた貰ったものです。この2枚目は5年以上使ったのですが今回やってしまいました。3枚目のスキャナのガラスはもしかして強化ガラスだったりするんじゃないかと思いますが調べていません。