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3Dプリンタ2号機~その2~

前回の投稿後3年近く放ったらかしでしたが、正月明け頃から3Dプリンタ2号機の制作を再開しています。

まずは前回の写真・・・

3DP2

前回投稿した時の写真

 

そして現状。ぱっと見あまり変わっていませんがモーター、ベルト、エクストルーダが付きました。
3DP_2

 

ホットエンドは900円のを見つけて買っておいたのですが大丈夫でしょうか?
なおノズルは複数取付ける場所を準備しています(どうやって高さの調整をするかまでは考え付いていません)。

3DP2_3

コントローラは1号機で実績のあるArduinoMEGA256+RAMPS。とりあえずX/Yの移動ができるところまで来ました。

3DP2_4

ArduinoMEGA256+RAMPS1.4

続いてZ軸を製作中です。

熊本電鉄

我が家はJR豊肥本線と熊本電鉄との中間にあり駅まであまり近いわけではないので殆どの場合は自家用車で移動しています。 また電車に乗る場合でも大抵はJRの方です。 しかし今回、訳あって熊本電鉄に乗ってみました。たぶん何十年か振りだと思います。

熊本電鉄の菊池方向の終着駅である御代志駅から上り列車に乗ります。
ラッキーな事にくまモンが描かれた電車でした。

Kumaden1

 

車内もくまモンが沢山描かれています。

車でよく通る道沿いを列車は走ってきます。道路から見慣れた景色でも列車から見ると違って見え、不思議と遠くに来た様な気がします。

北熊本駅で乗り換えるので一旦降ります。隣のホームに移動するため踏切を渡っていると対向する線路に下り列車がやってきました。 線路上から近づいてくる列車を真正面に見るというのはあまり経験がありません(遮断機ないのかな?)。
ここでやってきた列車もくまモンです。

 

そして乗り換える列車もこれまたくまモンでした。

くまモン列車に当たったのは特にラッキーな訳ではなく、むしろそちらの方が多い様ですね。

フライトシムのモーションシミュレータ化~8~

モーションシミュレータとして大体のところは動作したので使い勝手を良くしていきます。

省スペース化

まずは少しでも省スペース化するためヨーク、モニター取付け部分を折り畳み式にしました。

MotionSim9-1

折りたたんだところ。

支えの部分。折りたたむ時は真ん中のボルトを残して後は抜きます。

MotionSim9-3

使用中

 

リニアアクチュエータ接続ボルト切断。

リニアアクチュエータとキャスターの接続部分はいままで長ボルトを挿しただけでした。このままだといつか踏んづけて怪我しそうなのでボルトを短くします。

MotionSim1-5

リニアアクチュエータとキャスターのリンク。長ボルトを突っ込んでビニールテープで止めただけでした。

まずボルトを真っ二つに切ります。

MotionSim9-4

ボルトを切って・・・

そしてねじ切りをしますが、ダイスがなかなかボルトに食いつきません。こういう安価なセットだからいけないんでしょうか?

MotionSim9-5

これまた見たらわかる、安っすいやつやん。

一時間ぐらい格闘したけどねじは切れませんでした。結局ホームセンターでマトモなダイスを購入。安物セットの値段は忘れましたが、たぶん今回買ったダイスの方がセット全体よりもうんと高額です。

MotionSim9-6

ダイス購入。

さすが、このダイスだとガッチリ食いつきます。

またボルトとダイスの角度を維持するのが大変なので木材で冶具を作ってボルトを固定しました。

MotionSim9-7

冶具1号。2本目のねじ切りでボルトが回ってダメになりました。

MotionSim9-8

冶具2号。これも2本切るとボルトが回って終わりました。

ダイスの方は水準器を置いて水平を維持しました。これでボルトが垂直に固定できていればねじが斜めになることはないはずです。

MotionSim9-9

ダイスの上に水準器を置いてねじ切り。

結局木材冶具は二つとも壊れましたが何とか4本のねじ切りができました。
取付けるとこんな感じ。

MotionSim9-10

長すぎたボルトが丁度どよい長さになりました。

動力用電源のスイッチ取付け

モーターを回す為の12V電源ラインにスイッチを取付けました。このスイッチも先日ポンさんに頂いたものです。ありがたい限りです。

MotionSim9-11

動力用電源スイッチ取付け。

以上でモーション・フライトシミュレータは、ほぼ完成ですかね。いつも私の工作は完成したのかどうか決まらず終わっていくので今回は一旦完了宣言をしたいと思います(といいつつ、まだ何か続きそうですが)。


フライトシムのモーションシミュレータ化~7~

やっとフライトヨークとモニターを取付けました。

木組みでちょっと複雑な形に・・・

MotionSim8-1

合板多用です。パッチン止めは乗り降りする時に外します。


MotionSim7-1

モーション・フライトシミュレータ全景

早速テストフライトするため PCを棚から引っ張り出して座席の横に置きます。こうしないと諸々のケーブルが届かないのです。

MotionSim8-3

PCを引っ張り出してケーブル類を接続。

ではテストフライトの動画です。

ロール方向の動きが少ない様にも見えますが、ラダーを使って横滑りが無ければ横Gも加わらないので多分正しいのだと思います。

以上で一通りの動作はしたのですが・・・置き場所に困るのでこの後は簡単に分解/組み立てができる様にしていきたいと思います。


フライトシムのモーションシミュレータ化~5~

モーションシミュレータの座席にラダーペダルを固定するため、金具を切り貼りしたいのですが、先週の雨に続き今週末も台風がやってきて降ったり止んだりしているので外での作業が出来ません。
そこで近所のホームセンターハンズマンにある工作室で金具のカットと穴あけをしてきました(工作室での写真は撮り忘れました)。
切り終えたのがこれ。

Mostionsim6

座席に取付ける金具(切ったあと)。
3mm厚で幅40mm、各辺270mmのL型金具(1本170円)。
元々は建築用みたいです。

現状の座席にも同様の金具をフレームとして使っており、これに溶接する予定ですがハンズマンの工作室でも溶接はできないので晴れたら庭でやろうと思います。が、雨が止んだかなーと思って準備を始めるとまたポツポツと降ってきます。

てるてる坊主

 

晴れるのを待ちながら制御基板の続きを作る事にします。先日故障した基板切削CNCも調子よくなっており切削完了。

MotionSim6-2

切削を終えた基板の両面テープをスクレーパーで剥がします。

部品を実装しました。(一か所回路図段階でミスっておりパターンを修正しましたがこちらの面からだと見えないのでナイショ)

MostionSim6-3

実装も完了。

これくらいの配線量だとユニバーサル基板の方が手っ取り早いかもしれません。でもそこは趣味の世界です。 またArduino標準のピンヘッダ配置はユニバーサル基板がピッタリ納まる様になっていないという問題もあります。

基板を作った後で気づいたのですが、手元の古いArduinoUNOには無い端子を使う配線になっていました。I2C通信で使うSDA,SCL端子は現在のUNOでは端子が追加されて2か所にありますが古いUNOには1か所しかありません。

MotionSim6-4

ArduinoUNOのピンヘッダ新旧比較
(左の新しい方はバッタ物ですが・・・)
左下のAD4,AD5端子がSDA,SCLと兼ねており昔からある端子です。これに対し今のUNOでは右上にも同じ信号がSDA、SCLとして追加されています

仕方ないので新しい方(バッタ物)を使う事にします。

とかやっている間にAliExpressに何となく注文していた基板が届きました。
1枚108円で送料無料です。こんなのを使うのが一番簡単でした(いまさら今回のには使いませんが)。

MotionSim6-5

Arduinoシールド用ユニバーサル基板

 

何はともあれ基板が出来たのでブレッドボードを取り外して交換します。
だいぶスッキリしました。
基板上のトグルスイッチはマニュアルとオートの切替です。オート側にするとPCから仮想COMポート経由で制御でき、マニュアルにしておくと基板上の4つのタクトスイッチで動作させる事が出来ます。

MotionSim6-6

ブレッドボードから基板に変更してスッキリした図

そうこうしている内に雨が止んだ様です。日没まであまり時間がありませんが少しでも溶接作業を進めます。
といっても2本を接合しただけで日が暮れました。座席のフレームとの接合は後日行います。

MostionSim6-7

2本を接合。

少しずつしか進みませんが続けていきます。


フライトシムのモーションシミュレータ化~4~

前回FlightSimulatorXからデータを取出して座席の傾きを計算しArduinoに送るところまで来ました。引き続きArduino側でのスケッチを書いていきます。

PCからArduinoに送るデータフォーマット

PCからArduinoへはシンプルに下のフォーマットでデータを送ります。

ピッチ,バンク\n

第一フィールドが座席のピッチ、第二フィールドがバンク角で、それぞれ’度’単位の角度を10倍した整数で表します。10倍しているのは小数以下一桁までを整数で表し、少しでもArduino側の計算負荷を減らす目的です。

Arduino内での処理

Arduinoのスケッチではシリアルポートを定期的にチェックし、1行分のデータが来たらピッチとバンク角を取出します。そしてこの値を元にリニアアクチュエータの目標とする長さを左右それぞれ算出します。

また加速度センサーの値も定期的にチェックします。加速度センサーは座席裏側に取付けてあるので座席の傾きを示しており、この値から現在のリニアアクチュエータの長さを推定します。

あとはモータードライバーに対し、目標長と現在長の差が無くなる方向に動かす信号を送ればアクチュエータが動作して座席が目標角度になるという算段です。

実際にはアクチュエータが停止状態から動き出す時はPWMで徐々に加速し、目標に近づくと徐々に減速する事でなるべくスムーズな動作を目指しています。

なお当初、加速度センサーは座席の背板付近に取付けていました。しかしこれでは重力加速度による傾き検出以外に本当の加減速も検出してしまいます(軸から遠いので特に上下には大きく動く)。今回は傾きの情報だけ欲しいのでなるべく軸の近い場所に移動しました。

動かしてみる。

まだモニターもペダルもコントローラーも取り付けていませんが、とりあえず動作させてみます。
PC側でFSXを起動し、DOS窓から先日作ったデータ抽出プログラムを起動し、リダイレクトで仮想COMポートに送ります。

動画で・・・

最低限のところが動いた感じですが、なかなか楽しいです。
ペダルやコントローラを取付けていきます。


フライトシムのモーションシミュレータ化~3~

引き続きソフトを作っています。

SimConnectから得られる値について

モーションシミュレータではシミュレータ世界で体が受けるであろうGの方向を実世界の重力の方向に合わせる様に制御しようと思います。例えば離陸のために加速する時は後ろ向きにGが掛かるので座席を上向きに傾ける事で体にそれっぽい力が加わります。しかし以前の投稿で体にかかるGの方向がSimConnectから上手く取れない話を書きました。

SimConnectから得られる変数に「ACCELERATION BODY X(同様にY,Z)」と「ACCELERATION WORLD X(同様にY,Z)」という変数があります。
ドキュメントに詳しい説明が見当たりませんが、名前からするとこれらが体にかかる加速度およびワールド座標での加速度かと思います。しかしこれらの変数を表示させても妙に小さな値ですし思った様な変化をしていません。

下の4つのグラフは出来るだけ水平を保って右旋回を続けた時の変化です。
一番上のグラフは機体のピッチ、ロール、ヘディングを表します。単位はラジアンでヘディングの0(又は2π)は北を示しており、ノコギリ状のグラフになっているのは右方向に2回転した事を示します。

2番目のグラフは各方向への速度(単位はFeet/s)を示します。東西がvX、南北がvZなのでこの二つが90度位相がずれたサインカーブをほぼ描いており回転している事が判ります。

そして3番目のグラフが加速度を示すと思われる変数「ACCELERATION WORLD X(及びY,Z)」の値ですが、何を示しているのかよく分かりません。

そこで4番目のグラフに速度から算出した加速度をプロットしてみました。横軸が1秒ステップなので2番目のグラフの値を元に、それぞれ一つ前からの差を計算すればFeet/S2(フィート/毎秒毎秒)になるはずです。これだと最大120feet/S2で速度を90度ずらしたそれっぽい波形になっています。

・・・という事で速度の変化から計算した加速度を用いる事にします。
なお、この加速度に重力は含まれていないのでY軸方向に32.174feet/S2(=1G)足した上で機体座標に変換して座席の姿勢を決める事にします。

SimConnectの座標

SimConnectが出す値を調べた結果、各座標は下の様に表しているみたいです(座標変換するとき何度もこんがらがるので覚書き)。

MotionSim4-2

SimConnectの座標

以上で求めた座席の傾きをUSBのCOMポートに書き出し、後はArduinoでの処理となります。

 


ヨットレースのスタート練習用タイマー~その3~

だいぶ間が空いてしまいましたがヨットレースのスタート練習タイマーの続きです。

前回のマイクがイグニッションノイズを拾ってピロピロ言う問題は電源からの回り込みと思われます。マイクユニットには直接12Vの電源を供給し、ユニット内の抵抗で分圧してコンデンサーマイクに与えていました。コンデンサは大小取付けていますが電源の安定化はしていません。電解コンデンサーを増やしてみたりもしましたが納まらなかったので、マイコン側に供給している5Vレギュレータから電源を取ったところ綺麗にノイズは消えました。

またマイコンのプログラムも修正しました。今までのプログラムでは時々リセットに失敗しておかしな動作をする事があったのでリセット処理を変更しています。
Arduinoスケッチ→http://www.hoihoido.com/data/RaceTimer170329.ino

これで大体の機能は完成したのですが、風が強い日はやはりスピーカーの音量が不足する様です。特にスタートタイマーの発信音はパワーアンプにフルスイングで入れているのでこれが限界かと思われます。アンプはAliExpressから¥104円で買った10WステレオD級アンプですが、これを更にパワーアップするのも大変です。
そこでどれくらい効果があるか分かりませんがスピーカーをもう一つ追加してみる事にしました(秋月電子で¥1500-のヤツです)。アンプはステレオなので出力は2つあります(今まで片CHしか使っていませんでした)。
またスピーカーの向きを可変にして好きな方向に向けられる様にしました。

こんな感じです↓。

StartTimer

ダブルスピーカー!!

まだ強風の中では試せていませんが、かなり改善したと思います。スピーカーの方向を可変にしたのも効いている様です。

 

フライトシムからデータを取出しアクチュエータを動かす。

フライトシミュレータでいつか実現したいものに、フォースフィードバックとモーションシミュレータがあります。
OpenStickのフォースフィードバック対応については私の技術力と英語力では苦戦している事を何度か書きました。
一方、モーションシミュレータはというと敷居が高そうで今まであまり検討しませんでした。置き場所も問題ですし。

でも今回急にやりたくなったんですよね。いきなり人間が乗れるものを作るのは大変なので、まずはシミュレータからデータを取出してラジコンサーボを動かしてみるというところから始めました。

使用するシミュレータはマイクロソフトのFlightSimulatorXです。ここからデータを取出すには、世の中ではFSUIPCという追加ソフトで取出すパターンが多い様です。これはこれで気になりますが、まずは今あるものを使ってみてから考えるという事で今回はFlightSimulatorXに標準で入っているSimConnectを使用してみます。(たぶんFSUIPCも内部でSimConnectを使っているのだと思います)。

SimConnect

SimConnectはFlightSimulatorXに標準で付いているSDK(ソフトウェア開発キット)の一部で、シミュレータ内の各種数値を読み書きする事で計器やコントローラ等を制御できるツールです。FlightSimulatorXのDVDにSDKのインストーラが含まれており、これをインストールしました(もしかするとFSXと共にインストール済なのに上書きインストールをしたのかもしれませんが今となっては判りません)。このSDKの中にはSimConnect以外にも色々な機能が含まれており、これらもいつか試してみたいと思います。
で、SimConnect の実体はSimConnect.hとSimConnect.libで、VisualStudioC++からインポート&リンクして使用します。

VisualStudio

ウチのPCにはVisualStudio2010 ExpressEdition(要はお金のかからないヤツね)がインストール済なのでこれを使います。SDKのマニュアルによるとVisualStuio2005以降に対応しているとの事なので大丈夫でしょう。

サンプルソース

SDKには多数のサンプルが付いています。この中の’Request Data’というサンプルを元にして必要な情報が取れる様に修正していきます。

プロジェクト作成/コンパイル

まずVisualStudioでWin32コンソールアプリケーションとしてプロジェクトを作成します。そしてSDKの説明に従いヘッダとライブラリを指定します。そしてコンパイルするとプリコンパイル済ヘッダのエラーが出たので安直にプリコンパイル済ヘッダを使用しない設定に変えてしまいました。これでとりあえずはコンパイルも通ってプログラムを実行できる様になりました。
→実験プログラム(VisualC++のプロジェクトツリー一式です。色々関係ないデータも取出していますが結局ロール、ピッチ、方位しか使っていません)

データ取得

‘Request Data’はシミュレータと通信し、高度、緯度、経度を取出してDOS窓に表示するサンプルプログラムです。これを変更して機体のピッチ、ロール、方位を取出し、カンマ区切りで出力します。これらの値は浮動小数点型で単位はラジアンですが、このままArduinoに送っても扱い辛いので単位を度数に変換し、更に数値を10倍して少数以下を切り捨てました。これによりArduino側では整数で扱えます。
また’Request Data’サンプルは一回データを出力したら終りでしたが、これを定期的に出力する様に変更しました。

データをArduinoに転送

これまた安直にDOS窓状で’コマンド名>COM3:’ を実行し、リダイレクトにより仮想シリアルポートに送ります。最終的にはもうちょっとマトモなやり方に変えたいと思いますが、まずは実験です。

Arduinoでの処理

カンマ区切りを分解してロールとピッチのデータを得ます(今回2軸なので方位データは捨てています)。 そして各値をサーボ用の値に変換してサーボライブラリに送ります。
→実験プログラム

サーボ

サーボは随分前にロボットを製作した時の残りのGWSのMicro2BBMGを使用しました。これはかなりトルクがあるサーボなので今回の用途にはちょっと無駄です。実は4グラムサーボも手持ちがありますが、こちらはラジコン飛行機に乗せたいので取っておきます。

リンケージ

サーボから釣り糸をリンケージに使って棒の上の円盤を傾けます。棒と円盤とは熱収縮チューブで接続しているので自由に傾ける事ができます。円盤の上には模型のセスナ172(ThingiVerseからダウンロードしてプリントしました)を乗せています。

Fusion360でレンダリングしてみました。

PlaneDisplay1

Fusion360で描いてみます。

そして実体化。動画です。

この後・・・

今回は機体の傾きをそのままサーボの角度で表していますがモーションシミュレータとなると体にかかる加速度(重力も含めて)を再現しなければなりません。SimConnectで取り出せる変数には加速度データもあるのですが、表示させると何だか思ったものと違う様です。もしかすると速度を微分して計算するしかないのかもしれません。また本当に人が乗れるヤツを作ろうと思ったらアクチュエータをどうするか、また置き場所をどうするかという大問題もあります。

・・・という事で、これまたぼちぼちやります(多分途中でくじけます)。


フライトヨークにミクスチャー、プロップレバーを付けてみる。-2-

「フライトヨークにミクスチャー、プロップレバーを付けてみる。」のつづきです。
数年前に作成したフライトヨークですが、先日からまたイジり始めています。

レバー3本をベースに固定しました。止めねじの位置をボリューム直下にしてしまったので順番を間違えると取付けられない構造になってしまいました。

FlightYokeRev2

レバーとボリュームが付いていると止めねじを回せない。台座固定後にボリュームを取付ける順序で固定します。。

3本とも付きました。ノブにはまだ塗装をしていません。
スロットルに対しミクスチャーとプロップのレバーが大きすぎるので、いずれ改善したいと思います。

FlightYokeRev2_1

レバー3本取付け。

 

今回制御基板も変更します。
以前はこんな基板でしたが・・・

FlightYokeRev2_2

以前の制御基板。

配線をスッキリさせる為、OpenStick基板キット作成時の試作版(≒失敗作)プリント基板に変更します。
ボリューム、スイッチへは配電盤経由で接続しました(結局あまりスッキリした感じがしませんね)。

FlightYokeRev2_3

制御基板/配電盤

 

これでハードウェアは一応完成です。次にOpenStickConfigでコンフィグデータを作成します。
’HID Usage Tables’にはスロットルは定義されていますがプロップやミクスチャーが見当たらなかったので、プロップレバーを’Rx’、ミクスチャーを’Ry’として設定しました。

ヨークRev2のOpenStick設定

ヨークRev2のOpenStick設定

これをPIC18F2550に書き込んでWindowsのプロパティで動作を確認。
ちゃんと’X回転’、’Y回転’が増えています。

FlightYokeRev2_4

Windowsのプロパティで動作を確認。

 

早速Microsoft FlightSimulatorXでフライトしてみます。

FlightYokeRev2_5

Mooney Bravoで熊本上空を飛行。

スロットル、プロップ、ミクスチャー共、レバーに連動して画面上のレバーも前後に動くので正常動作している事が判ります。
機体はプロップレバーも試せる’MooneyBravo’です。
しかし・・・なんか違いが判りません。
プロップレバーはMicrosoftFlightSimulatorXのMooneyBravoの操縦方法のページに書かれた通り、巡行なら吸気圧34インチ/回転数2400RPMに調整しています。これはスロットルとプロップレバーで調整できています。しかしミクスチャーはTITの温度がピークになる様に調整するとの事ですが、変化させてもTITが殆ど変わりません(ところでTITはタービン温度との事ですがMooneyBravoはレシプロエンジンですし、どこのタービンなのでしょう?ターボチャージャーのタービンでしょうか?)。

レバーを追加してはみたものの、もっと勉強が必要な様です。