先日スーパーカブのガスケットを切り出そうと思い、レーザー加工機を立上げようとしたらPCがOSを読み込めませんでした。 BIOSを開いてもハードディスクを認識していないのです。
これはマズいです。レーザー加工機なしの生活は考えられません。
このPCはかなり古いPentium4時代のマザーボードを未だに使っており、LinuxCNCをインストールして加工機を制御していました。なので加工機との接続も化石の様なプリンターポートなんですよね。
一応LinuxCNCの設定ファイルはバックアップしてあるのでハードディスクを交換して入れ直せば良いのですが、そろそろUSBの時代を迎えたいと思いGRBLへの変更を検討しました。
GRBL検討
GRBLはArduinoUNOでCNC類を制御するオープンソースプロジェクトで、かなり前の投稿でも検討していました。→https://www.hoihoido.com/blog/LaserCutter-18/
しかしこの時は非常停止ボタンや水流センサーを接続する異常検出系の端子が足りなくてどうしようか考えている内に放置してしまったのです。
今回改めて調べるとGrblでもArduinoUNOを使うのはレガシーで、最近は色々な32bitマイコン上で動作させるのが普通になっている様です。
この中からESP32で動作させるFluidNCというのが良さそうです。というのも先日Aliexpressの安売りでESP32ボードを3枚959円で購入しているのです。
このESP32ボードにFluidNCを入れ、その出力を現行制御基板のパラレル入力に入れてやれば安上がりかと考えています。
あれ、PC動いた。
という感じでFluidNCの検討を始めたのですが、ふと気になり壊れたPCのBIOS設定を確認したらS-ATAを使用しない設定になっていました。このマザーボードはS-ATA規格の出始め時期だったので(こんな基板いつまで使うねん!) S-ATAを使うかどうかという設定があって初期値は「使わない」だったのです。で、これを「使う」に変更したらあっさり立ち上がりました。時計は正常に動作していたので疑っていなかったのですが、翌日CMOSチェックサムエラーも出だしたのでボタン電池(CR2032)の電圧を見たら1.5Vでした。一瞬「電圧あるやん」と思ったけど、よく考えると3Vが正常ですね。半分しかありません。
という事でボタン電池を交換して復活したのですが、GRBL化の検討はこのまま進めたいと思います。また放置になるかもしれませんが。。。