レーザー加工機の制御をLinuxCNCからGRBL(FluidNC)に変更する件の続きです・・。
前回までで思惑通りの動作が確認できたので、コントローラー基板を最終型として作り直したいと思います。
なお前回までは下図の構成でした。
元々LinuxCNCとパラレルポートで接続していた制御基板から パラレルケーブルを外して代りにGRBL基板を接続するというもの。 モータードライバやレーザー制御用フォトカプラ等は旧制御基板に載せたままなので手軽にGRBLを試す事ができました。

しかし、このままだと配線がグチャグチャで邪魔になるし、次に壊れたら絶対色んな事を忘れていて苦労するのが目に見えています。
そこで全部を1枚の基板に入れて作り直したいのです。
回路
回路図はこれ。

(後日の自分のために)簡単に説明すると・・・
- 電源は5V(制御用)と12V(動力用)の2系統を入れます。
- Z軸は使いませんが将来の為にパターンだけ作り、不要な部品は載せないでおきます。
- ESP32のピンアサインは前回とは若干変更しています。
- センサー類はX,Y,Zのリミットスイッチに加え、E-Stop、水流センサー、ドアオープンを備えます。
- センサー類は全て通常運転時がL、異常時とかリミットスイッチに当たった場合はHになります。
- リミットスイッチ、E-Stop、ドアオープンは5Vにプルアップしており、通常運転時はスイッチでGNDに落としてLとなり、異常時(及びリミットに当たった時)はSWが離れてHになります。
- 水流センサーは今まで動作が異なっていたので運転時(水が流れている時)にLになる様改造しました(これはHかLが出てくる)。
- センサー類は全てESP32に接続していますが、水流センサーとドアオープンについてはFluidNCで無視しており、基板上でレーザーをOFFするに止めています。
水流無しやドアオープン時でもモーターは動いてほしい為ですが、将来的には変更するかもしれません。 - レーザーパワー制御のPWMには速度が速いTLP2745を使っています。
- 予備入力のExtensコネクタは当面ジャンパでショートして使います。
基板パターン
下記のパターンで作成。ちょとサイズが大きくなってしまいました。
片面基板なので、赤色線はCAD上では表面配線ですが、実際にはリード線をはんだ付けします。

FluidNCの設定ファイル
参考に→configRev2.yaml
部品実装・加工機本体に接続
組み立てました。

んー。この辺りに固定したいな・・・
基板を固定する為、加工機のテストを兼ねてこういうパーツをMDFから切り出して作りました。 これに基板を載っけて取付けようと思います。

あ、ナットを止めるスペースがない・・・

仕方ないのでケースを少し削ってナットのスペースを確保。

加工機に取り付けました。見やすい様に傾けて固定。

あ、こんどはUSBコネクタを挿すスペースがない。

USBコネクタは・・・どうしましょう。。何か考えます。