Milk-V Duo256

昨年末のトラ技(2024年12月号)に載っていたMilk-V Duo256というマイコンボードが面白そうだったので衝動買いしました。動かしてみてハマった箇所もあったので覚え書き。

まずこんな箱に入ってきました。

本体。基板の色はランダムらしいですが届いたのはごく普通の基板色。
またピンヘッダが付属していそうな雰囲気ですが付いてませんでした。

こちらが開発ボード。本体基板を載せるとイーサーネット接続ができます。

そしてカメラ。フレキシブルケーブルが2本付属しているのは安心ですね。

動かしてみる。

トラ技の記事通りMicro-SDカードにシステムを書き込みました。
記事で分かりにくい部分は本家の説明ページを見ると良いです。

電源を入れる前にPCと接続しますが、基板に載っているUSB端子は良くあるUSB-Serial変換による接続ではありません。ここもトラ技記事に従って開発基板のシリアル端子に外付けUSB-Serial回路を接続しました。
写真のFRISKケースが外付けUSB-Serial回路で、中にFT-232RLが入っています。

※なお最新システムでは初期状態でUSB-NCMという仕組みが有効になっており、USBだけでも接続できる様になっています。下に記載の「ハマったところ」参照。

立ち上げると数秒でrootのプロンプトが出ました。

その後トラ技記事通りYOLO5の実行は問題なし。
そしてカメラとイーサネットケーブルを接続して顔認識を実行しようとした際、一瞬「camera-test.sh」がどこにあるんだろうと思いましたがパスが通してあったので、このまま実行すればOKでした。VLCで接続すると映像が表示され、顔を認識すると回りに四角枠が現れます。

ハマったところ

USB-NCM

最新システムだと初期状態でUSB-NCMが有効になっているので、PCとはUSBケーブル経由でTCP/IP接続できます。。。なのですが、なかなかうまくいかずハマりました。

まず開発ボードのUSB端子は電源入力だけなので本体ボード側のUSB端子にケーブルを挿す必要があります。
そしてWindowsのデバイスマネージャを見ながら本体にケーブルを挿しても「不明なUSBデバイス(デバイス記述子要求の失敗)」となって正しく認識されません。

分かったことは本体基板を開発ボードに載せているとごく稀にしか接続が成功せず、開発ボードは使わず本体基板だけの状態で接続すると成功する様になりました。

(この症状、ウチだけでしょうか?)


結局色々とイジる間はイーサーネットで接続するよりもUSBの方が便利なので開発基板無しで使っています。TCP/IPで接続するため、電源もSSHもVLCもUSBケーブル一本で済むのです。

rootパーティション拡張

32GBのSDカードを挿しているのにデフォルトではルートパーティションは752MBしか確保されておらず、残りの殆どが未使用状態になっていて、このままイジっていると直ぐに満杯になってしまいました。そこで本家のセットアップ説明に従いパーティションを拡張しました。
なお本家ページの説明ではパーティション番号3がルートパーティションでしたが、ウチのは2だったので読み替えて設定しました。
※説明通りにやれば既存のファイルは消えずにパーティションを拡張できています(でも責任は持てないです)。

という事で・・・

色々とイジくっています。

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