ちょっとニッチな話題ですが、KiCadを使う時のIMEバージョンの話です。
私はプリント基板を作成する際には無料の基板CADであるKiCadを使っています。
このKiCad、随分前(Ver6あたり?)からWindowsで日本語入力をする為のIMEを旧バージョンに下げておかなければ基板パターン作成中にフリーズするという問題がありました。
IMEを旧バージョンにしておけば特に問題なく動作するので大きな不満はないのですが、他の人にKiCadを薦める際に「IMEバージョンを下げてね」と言うのが嫌だったんですよね。
なお旧バージョンとか新バージョンとか言っていますが、きちんとしたバージョン番号が見当たりません。 Windowsに設定する場合も「以前のバージョンの Microsoft IME を使う」というメニューにチェックを入れる事で旧バージョンに設定していたのです。
最初はKiCad側の問題かと思っていましたが、KiCadのフォーラムによると、どうやらIME自体に問題があって対策が進まないという事みたいでした。
そして今回、久々にフォーラムを見ると下のコメントを見つけました。

これによるとIMEのバグはWindows11ではFIXされていると・・・?
では早速Windows11のPCでIMEを新バージョンに戻して暫く使ってみたところ、現時点までフリーズは発生していません。
随分長い間改修されなかったですが、やっぱりIME側のバグだったのですね。
これで安心してKiCadを人にも勧められそうです。
