我が家では初代ワゴンRが現役で働いています。
しかし古くなってくると色々とトラブルが発生するもの。この車も以前から時々エンジンが掛からなくなるという、車としては致命的な問題が発生していました。
時々エンジンが掛からない症状というのはセルが回らないのです。といってもキースイッチを何度かカチャカチャやると回りだします。こんな状態で数年乗っていました(あかんやろ!)。
ところが最近症状が悪化してきて駐車場や信号待ちで停車した瞬間にエンストしてしまう事が何度かありました。その場合もセルが回らず、キースイッチカチャカチャで復活します。また同時にオーディオがリセットされて設定周波数や時刻を忘れてしまう場合もありました。
何にしてもキースイッチカチャカチャで復活するなら接触不良っぽいです。接点に手が届くなら磨いて直せそうなので、まずは開けてみました。
ではハンドルを外して・・・
うわっ、埃だらけですね。
ウインカーやワイパーのレバーが生えているブロックを外します。
そういえば10年ほど前、この中の接点も接触不良となり磨いた記憶があります。今回も磨いておきたいのですが分解方法を忘れたのでこのブロックはスルーします。
そしてキーシリンダーの左の部品に電線がたくさん繋がっています。たぶんこの中にスイッチが入っているのでしょう。また右側の白い(スイッチらしき)部品からも電線が出ており、これは何でしょうか?
まずは右側の(謎のスイッチらしき)白い部品から外してみます。はめ込みになっている蓋を外すと接点がありました。これ、キーを挿し込んだ時に押されてONになるスイッチみたいです。キーを抜き忘れた時にアラームが鳴るあの機能に使われているのでしょう。
今のところこの機能に不具合は出ていませんが接点を磨いておきます。正しい磨き方があるのか判りませんが1000番のペーパーで磨いて無水アルコールでふき取りました。
そして本丸。ネジ一本で止まっているキースイッチを取り外します。
このパーツもはめ込みになっていたので外してみるとメチャクチャ汚れていました。こりゃ接触不良も起こるってもんです。早速磨きましょう・・・と、次の瞬間、下側の複雑な方の部品がばらけてしまいました。中には銅パーツ3つに加えて金属ボール2個、更にバネが8本も入っていてワケが分かりません。
直前に写真を撮っておいてよかったー。写真を見ながらなんとか組み直しました。
あ、でも接点を磨くのが目的でしたね。もう一度銅パーツを外してクエン酸に漬けたところピカピカになりました。
で、なんとか組み立てた写真。
これを組み付けて今のところ問題は出ていません。
たぶん直っていると期待しながら様子を見ていきます。