知り合いから小型の耕運機をもらいました。
我が家の家庭菜園といっても大した広さはなく、まず自分で耕運機を買う事はないのですが鍬で耕すとヘトヘトになるし、もらえるのなら使ってみようかと。
但しくれた人も誰かから貰って10年ぐらい放置していたとの事。動くかどうかは分かりません。
シバウラのチビ楽200という機械です。 いつ頃の物かは分かりません。
空っぽの燃料タンクにに少しだけガソリンを入れ、リコイルスターターを引いてみましたがエンジンがかかる気配はありません。
でもプラグを外してスターターを引っ張ると火は飛び、点火系統は正常です。
ではキャブレターの掃除からですねー。
という事で外して開けてみました。やはりジェットは思いっきり詰まっています。
常套手段として荷札の針金でつつきました(こんな時のために荷札をを取ってあるのです)。なんかこうネバ~とした感触だったけど貫通しました。
フロートチャンバー内の汚れも取れるだけ取って組付けます。
で再トライ・・・・やっぱり掛かりませんね。しばらく試してダメだったので再びキャブを外してみたら、またジェットが詰まっていました。
こりゃタンクからキャブまでの燃料系統全部を掃除する必要がありそうです。
タンクは風呂場で洗い、燃料ホースはカチカチだったので交換しました。ストレーナーもコックもバラしてパーツクリーナーで洗浄。
キャブも再び徹底的に洗浄し、組付けようとしたところで本体とフロートチャンバーの間のパッキンが無くなっているのに気づきました。最初にバラした時にはあったので2度目の掃除の時に外れたんだと思います。
どこかで落としたんでしょうけど見つかりません。
どうしようか考えた挙句、自作する事にしました。
ガソリンに耐える材質が必要なので、ネットで調べたところニトリルという作業用手袋等に使われているゴムが良いらしいです。我が家にもゴム引き手袋はありますが布と一体なのでそのままだと何かマズそう。
ニトリルのシートならAmazonで売っていますが手元にはありません。
もうちょっと調べるとシリコンゴムも良いみたいです。これだと以前ダイソーで買ったのがあります。
コイツをレーザーで切ってみましょう。Jw-cadで二重丸を書いてカットします。
こんな感じ。輪ゴムにしか見えないですけど・・・
サイズはピッタリです。
キャブレターに組付けるとピンク色のパッキンが見えてちょっとオシャレ。
これを組付けてエンジン始動。掛かりました!!
でも何だかピチュピチュという変な音がします。結構大きな音なので排気漏れかなーと思いマフラーを外してみても特に穴も見当たらず、そのまま取り付け。
その他色々調べたけど原因は分からず。まずは先に進みます。
あとエアフィルターも整備が必要です。
見たことのない形のエアーフィルター。スポンジにオイルを浸み込ませる「湿式」の様です。昔乗っていたバイクも湿式でしたが構造が違いますね。
開けてみるとスポンジはボロボロ。スポンジが溶けた様になってこびり付いているのを落とせるだけ落とします。
新たに適当なスポンジをハサミで切って取り付けました(オイルに耐えるのかは不明だけど)。
そして新しいオイルを入れて取り付けます。
あとは外したカバー等を元通りに組み付けて再びエンジン始動。すると何故かピチュピチュ音は消えていました。
何が原因だったんだろう。エアフィルター?
では実際に耕す準備を。
その為には爪を取り付ける必要があります。これまでは代りに車輪を取り付けてあったのです。
爪は途中で分割できる様ですね。初心者なので最小単位でやってみます。
爪は軸に通した上で穴にピンを貫通させて止めるのですが、今までついていた車輪のピンだと短すぎる事に気付きました。8Φで100mmぐらいのピンかボルトが必要です。こりゃ買いに行くしかないかなと思いながら工作室の中を探すとちょうどいいのがありました。しかも5本もある・・・
これで準備完了。
早速耕してみました。人生初の耕運機です。
ちゃんと耕せるじゃないですかぁ。これを鍬でやったら汗だくですよ。
うん。いいものを貰った。